終活に関するグッズはエンディングノートが有名ですが、他にも終活にまつわるグッズやサービスがさまざまなメーカーから出ています。
より終活を充実させたいという方は、ぜひ参考にしてみてください。
ここでは終活に関するグッズやサービスをまとめてご紹介します。
▼エンディングノートについて詳しくはこちらの記事をお読みください
エンディングノートに記載する内容などを解説
目次
終活といえば「エンディングノート」
ポピュラーな終活グッズ
終活といえば、2010年頃から広まり始めたエンディングノートが有名です。
2012年の流行語大賞にノミネートされたことで、さらに一般的な言葉となり、実際に終活をしている人以外にも広く知られるようになりました。
専用のノートを使って書く以外に、普通のノートに書いてもよいので気軽に始められるのが特徴の一つです。
また、何度でも新しく書き直すことができるので、若い人でも始めやすい身近な終活と言えます。
生前に自分の基本情報や死後の希望を記載する
エンディングノートには遺言書のような法的強制力はありませんが、老後についてや死後の希望などさまざまな事柄を記載することができます。
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特に厳しいルールがなく、比較的自由に書けるのがエンディングノートのよいところで、事務的なことに加えて、終末期や死後に関する希望なども書き残しておけます。
遺族の手続きの負担を減らす意味合いが強い
エンディングノートの目的の1つに、家族の負担を減らすという事柄が挙げられます。
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家族が亡くなった悲しみの中でも、やらなければならない手続きなど期限が決められている事柄も少なくありません。
迷ったり、遺族の意見をまとめたりするのは時間がかかるうえにストレスになる可能性があります。
しかし、そんなときにエンディングノートがあればスムーズに作業が進み、遺された家族の負担を減らすことができるのです。
生きている間の事柄についても書いておけるので、病気や老化によってコミュニケーションが取れなくなったときに、家族に負担をかけないための準備としても活用されています。
より想いを伝えるなら「ライフメモリアルノート」
故人の想いをダイレクトに伝えるためのノート
最期を迎える前に自分自身のことを書き残し、遺族に自分のことを伝えるのがライフメモリアルノートです。
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など、遺族のために事務的な内容を書くエンディングノートに比べると、自分自身のことに焦点を当てた内容が中心になります。
自分の人生の振り返り
ライフメモリアルノートを書くことで、自分の人生を改めて振り返ることができます。
自分が大切にしてきたことを思い出すことで、残りの老後の人生をより豊かにするきっかけにもなるでしょう。
家族に新たな一面を知ってもらえる
個人的な趣味や好みなどを記載するライフメモリアルノートには、今まで家族に話したことが無い内容も書くことになります。
遺族がそれを読むことで、自分が居なくなった後も自分を思い出してくれるでしょう。
遺言書を簡単に作成できる「遺言書キット」
https://books.rakuten.co.jp/rb/13188459/
手軽に法的に有効な遺言書を作成することができる
遺言書とは一体どういったものなのか分からない、という人でも手軽にトライできるのが「遺言書キット」です。
詳しく解説されているガイドブックを見ながら進められるので、遺言書の意味や目的を理解しながら作成できます。
自分1人で複雑な内容の遺言書を書くことは難しいですが、銀行預金や自宅の相続についてなど、シンプルな遺言書を書きたい人に向いています。
必要書類がセットに
遺言書を書くときに迷ってしまう紙や封筒も、遺言書キットなら悩む必要がありません。
本番の遺言書用紙に加えて、下書き用紙や封印用封筒などすべてがセットになって入っているので、キット1つで遺言書の作成が完了します。
遺族間のトラブルを防ぐ
遺言書キットで作成した遺言書は、本人が亡くなった後に家庭裁判所で検認を受けることでその内容を執行できます。
また、令和2年からは法務局の自筆証書遺言保管制度が始まったことで、遺言書キットで作成したものを法務局で管理してもらうことができるようになりました。
遺産相続などについて遺言書に明確に記しておけば、相続に関するトラブルを防ぐことにつながります。
有効な遺言書を確実に、そして手軽に作成したい人に遺言書キットはおすすめです。
人生の思い出を写真で振り返る「フォトブック」
人生のフォトブックを作ってくれるサービス
記念日や結婚式、出産などの写真をフォトブックにまとめてくれるサービスを、終活に利用する人が増加中です。
若い頃から現在まで撮りためた写真を1冊にまとめ、長い人生を画像で振り返るフォトブックを作成することは、家族に自分自身の歴史を伝えることにもつながります。
フィルムや写真をデータ化し整理する
最近の写真はデジタルデータが多いですが、昔はフィルムや紙の写真が中心でした。
フォトブックを作成する会社では、それらをデータ化するサービスも行なっています。
たくさんの写真をコンパクトにまとめることができるので、ものを減らしたい終活にぴったりのサービスです。
また、紙の写真は古くなると劣化してしまうので、データ化することで大切な思い出や記録を長く綺麗な状態で残すことができます。
自分史を動画で振り返る「自分史動画制作サービス
自分史動画を作成してくれるサービス
自分史を振り返る動画の作成は、若い頃や元気だった頃の懐かしい映像や、今の想いを直接自分自身の言葉で語った映像などを長く残すことができる注目のサービスです。
作成した動画は葬儀やお別れ会、お盆や年末年始の親戚の集まりなどで上映され、故人を偲ぶときに使われます。
インタビューやショートムービーを作り編集
自分史動画制作サービスでできることはさまざまです。
思い出の動画を使うだけでなく、本人のインタビューを撮影したものを収録したり、プロが編集したショートムービーを入れることも可能です。
文字や写真だけでは伝えきれない思いや言葉も、動画を使って家族や友人知人に届けることができます。
写真のスライドや年表エンドロールも入れられる
自分史動画には、動画だけでなく写真をスライドショーで入れることも可能です。
手元にある写真や新しく撮影した動画などを組み合わせて、バリエーション豊かに人生をまとめた1本の作品が完成します。
また動画の最後に、エンドロールで自分がどんな人生を生きてきたのかを一覧にした年表を入れることで、家族も知らなかった、さまざまな出来事や歴史を伝えることができます。
まとめ
終活が一般的になってきた現在では、終活グッズも種類が豊富です。
終活といえば「エンディングノート」というイメージがありましたが、今は自分が伝えたいことや残したいことに合わせてさまざまな方法を選ぶことができます。
遺族の負担を減らすための情報や、自分自身の人生について思っていることなどを、最期に後悔をしないように、終活グッズを使って形にしていきましょう。
▼終活全般について詳しくはこちらの記事をお読みください
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