日本では僧侶にお布施を渡す風習があるため、「納骨時に墓石屋さんへのお礼を準備すべきか」悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
この記事では、墓石屋さんへ支払う作業料金の相場や支払い方法を解説します。
納骨時に押さえておきたいポイントも紹介しているので、墓石屋さんに渡すお礼の情報を知りたい方はぜひ参考にしてください。
目次
納骨時に墓石屋さんへのお礼は必要?
お礼は必須ではない
石屋さんへのお礼は基本的に支払い義務がありません。
そのため、気持ちとして渡したいかどうかで判断する人が多いです。
また、地域によっては必須になっているところもあるので、気になる場合は地域のことに詳しい人や寺院に尋ねてみるとよいでしょう。
注意点として、作業料金の支払いが銀行振り込みの場合、お礼とまとめてを払ってしまうと請求金額との差が出てしまい、トラブルになりかねないことが挙げられます。
支払い方法が銀行振り込みであっても、お礼は別にして手渡しすることをおすすめします。
渡したほうがいいケース
地域の風習として残っている以外にも、今後長い付き合いをしていく予定がある場合はお礼を渡しておくことで、よい印象を与える効果が期待できます。
印象がよくなると丁寧な作業が期待できるほか、今後のやりとりも円滑に進めやすくなります。
ただし、最近では作業料金に最初からお礼の料金が入っているところもあるため、依頼先の石屋に聞いておくとよいでしょう。
墓石屋さんの選び方
信頼できる墓石屋さんを選ぶことも、安心して納骨するには大切なことです。
そこで、ここでは墓石屋さんを選ぶ際のポイントを解説します。
見積もりが明確か
見積もりが不明瞭だと、後のトラブルに発展するリスクがあります。
見積書は必ずよく目を通し、内容に問題がないかを確認しましょう。
また、わからないことがあれば質問し、疑問を解消しておくことも大切です。
説明の内容が納得できるものか、真摯な対応をしてもらえるかも、信頼できる墓石屋さんを選ぶ際には重要なポイントです。
知識が豊富か
墓石に用いられる石材は、原産国、銘柄、等級などさまざまな要因で種類が分けられています。
原産地や色、耐久性も種類によって異なるため、お墓を建てる場所によって適切な種類を選ぶことが大切です。
知識が豊富であれば、適切な石材を提案してもらえるようになります。
また、工事の方法や取り扱いについても、知識が豊富であれば適切に行ってもらえるため、長く使えるお墓を建てられます。
アフターサービスの内容
お墓は建てたら終わりではなく、継続して適切なメンテナンスを行わねばなりません。
よって、お墓を建てた後も墓石屋さんとの付き合いは継続されます。
アフターサービスとして修理・修繕についてのサポートがある墓石屋さんであれば、長くお墓を維持することができます。
また、お墓は子や孫に受け継がれるものであるため、保証書などは大切に管理し、きちんと受け継げるようにしておきましょう。
【費用別】墓石屋さんに支払う金額相場
ここからは、墓石屋さんに支払う作業料金の相場を紹介します。
納骨費や彫刻費など費用別に解説するので、気になる方はぜひ参考にしてください。
納骨費
納骨費は、以下の作業を行う場合に発生する費用で、金額相場は2〜3万円と言われています。
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一律の金額で設定されている場合が多く、中でも人件費が大部分を占めます。
ただし、納骨室を塞ぐ拝石に雨水が入らないようコーティング加工を施す場合は、材料費が含まれるケースもあるようです。
また、納骨作業を依頼する業者が墓石設置時と異なる場合は、納骨費が高くなりやすいため注意しましょう。
彫刻費
墓石屋さんに文字彫刻を依頼する場合は、3〜5万円の彫刻費がかかります。
墓石に彫刻する主な内容は、以下の通りです。
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手作業で文字彫刻を行なっていた時代とは異なり、最近はサンドブラスト(研磨用の砂を空気と混ぜ合わせて彫刻する方法)が主流で、文字数ごとに彫刻費が変化することはありません。
しかし、彫刻作業は納骨式までに完了させなければならないため、時間に余裕をもって発注しましょう。
特に、お盆は繁忙期にあたるため注意が必要です。
交通費・運搬費
墓石屋さんはお墓の近隣に店を構えているケースが多く、基本的に交通費や運搬費はかかりません。
ただし、遠方の墓石屋さんに依頼する場合や墓石の運搬後に文字彫刻を行う場合は、交通費や運搬費も準備しておきましょう。
また、墓石屋さんに支払う交通費・運搬費は墓石のサイズや運搬する距離によって異なるため、石材屋さんにあらかじめ確認しておくと安心です。
お礼(寸志)
寸志とは「納骨時に墓石屋さんへ支払うお礼」を指し、金額相場は3,000〜5,000円といわれています。
作業料金に含まれている場合も多いため、最近では支払わないケースもあるようです。
お墓の値段を詳しく知りたい方は、こちらの記事を参考にしてください。
墓石屋さんにお礼を渡す際のマナー
お金以外にお礼を渡すなら何がいい?
現金をお礼として渡すことに抵抗がある場合は、差し入れを渡すのもおすすめです。
現金以外をお礼として渡す場合に選ばれることが多いのはお菓子です。
和菓子・洋菓子のどちらでも構いませんが、ポイントとして日持ちがするもの、常温保存できるもの、個包装されている詰め合わせを選びましょう。
また、お菓子以外を選ぶ場合は、ペットボトルや缶の飲料がおすすめです。
現金を渡す場合は差し入れは渡さないほうが一般的ですが、どちらか片方しか渡してはいけないわけではありません。
よって、どのようなお礼をするかは、気持ちで判断するとよいでしょう。
封筒の選び方
現金を渡す場合の封筒は、無地の白い封筒、もしくは「御礼」と印刷されているものを選びましょう。
大きさは、お札を折らずにそのまま入れられる長形4号、または二つ折りにして入れられる長形3号を選んでください。
装飾がされているものや、カラフルなものよりも、シンプルな白い封筒を選ぶことがマナーです。
表書きの書き方
封筒に「御礼」と印刷されている場合は、そのままで問題ありません。
白い無地の封筒を使う場合は、黒い筆ペン、または黒インクのボールペンで「御礼」と書きましょう。
御礼以外にも、「寸志」や「心づけ」が似たようなシーンで使われますが、寸志は目上の立場の人が下の人に対して使う言葉であり、心づけはかなり控え目なほんの気持ちという意味がある言葉です。
よって、墓石屋さんのお礼として渡すのであれば、御礼がもっとも適しているといえるでしょう。
また、名前は表書きよりも小さく、封筒の表面の下部に書きます。
フルネームで書いても問題ありませんが、姓だけでも失礼には当たりません。
お礼の渡し方
お礼はすべての作業が完了してから渡すのがマナーです。
最初に渡してしまうと、荷物になってしまうため、作業の邪魔になりかねません。
また、複数人の墓石屋さんが作業に当たっている場合は、全員がそろっているタイミングで責任者や年配の方など代表者と思われる方に渡すとよいでしょう。
渡す際は、作業へのお礼だけでなく、「皆さんでお分けください」と添えると丁寧な印象になります。
もし誰に渡せばよいか判断が難しい場合は、「どなたにお渡しすればよろしいでしょうか」と尋ねても失礼にはなりません。
墓石屋さんに依頼する場合の納骨までの流れ
ここからは、墓石屋さんに依頼する場合の納骨までの流れを解説します。
納骨時にどんな段階を踏むのか事前に確認しておきましょう。
1.墓石屋さんに連絡
納骨式の日程が決まったら、まず墓石屋さんに連絡を取りましょう。
墓石の彫刻作業は、納骨式までに完了させなければならないため、2〜3週間余裕をもって依頼しておくと安心です。
2.戒名彫刻
お墓の戒名彫刻を依頼する場合は、彫刻の内容をあらかじめ墓石屋さんに伝えておきましょう。
また、戒名彫刻は現場や工場で実施されるため、打ち合わせ後に送付される原稿に誤りがないか確認することも大切です。
3.納骨式の準備
納骨式の日程が決まったら、納骨式の準備に取りかかりましょう。
納骨式に参列者を呼ぶ場合に必要な事前準備は、以下の通りです。
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4.納骨式当日
納骨式当日の流れは、以下の通りです。
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納骨式当日は喪服で参加するのが一般的です。
故人の友人が参列する場合もありますが、最近では親族のみで実施するケースが増えています。
また、納骨式当日の持参物は以下の通りです。
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納骨時に押さえておきたいポイント
ここからは、納骨時に押さえておきたいポイントを解説します。
墓石屋さんに納骨作業を依頼する前に確認しておくとよいでしょう。
良心的な墓石屋さんに依頼する
納骨作業は、良心的な墓石屋さんに依頼しましょう。
数か所の店舗へ出向き、お墓や基礎工事部分の写真を実際に見せてもらったうえで比較検討するのがおすすめです。
お墓を見学する場合は、建設から3年以上経過したものを確認するとよいでしょう。
また、依頼の検討時に注意すべきポイントは以下の通りです。
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作業料金にお礼(寸志)が含まれているか確認する
納骨作業を墓石屋さんへ依頼する場合は、作業料金にお礼(寸志)が含まれているかを事前に確認しておくことも大切です。
最近では、作業料金の内訳に寸志を含む墓石屋さんも多いため、事前確認を怠ると二重に支払ってしまう恐れもあります。
作業料金の内訳に寸志が含まれている場合は、別途お礼を準備する必要もないため、忘れずに確認しましょう。
自分でお墓を開閉するのは危険が大きい
墓石屋さんに支払う費用を抑えるためにお墓を自ら開閉する行為は、以下の理由でおすすめできません。
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ただし、観音扉で開閉できる納骨室がついたお墓であれば自分で納骨作業を行うことも可能です。
まとめ
墓石屋さんへのお礼は作業料金に含まれている場合も多く、別途支払う必要はありません。
とはいえお礼を支払いたい場合は、表書きを記入していない白い封筒に入れて渡しましょう。
また、希望に沿った墓石屋さんを見つけるためには、数か所の店舗へ出向き、お墓や基礎工事部分の写真を実際に確認することも大切です。
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