終活アドバイザーの資格取得費用や期間は?仕事内容や取得するメリットを解説

終活 アドバイザーアイキャッチ

終活に役立つ「終活アドバイザー」という資格をご存じでしょうか?

終活アドバイザーは終活関連の仕事だけでなく、自分や家族にも生かすことが出来る資格です。

この記事では、終活アドバイザーがどんな資格か説明します。

取得の流れや費用もご紹介するので、資格を取ろうと思っている方は参考にしてみてください。

終活アドバイザーとは

打ち合わせをする女性

人生の終盤に向けてのさまざまな準備をしたり、自分らしく充実した最期を過ごすために行う「終活」が今注目されています。

そんな「終活」をサポートするための資格である終活アドバイザーとは、どんなものなのでしょうか。

終活アドバイザー

NPO法人ら・し・さの認定資格である

終活アドバイザーは国家資格ではなく、NPO法人ら・し・さの「終活アドバイザー協会」による民間認定資格です。

2003年に発足した「特定非営利活動法人 終末サポートRASHISA ら・し・さ」が始まりといわれています。

この団体では、老後の人生を生き生きと過ごすための色々な情報を発信していました。

その後、同NPO法人の中から2016年に誕生したのが「終活アドバイザー協会」です。

以来終活アドバイザー資格の認定や、終活の大切さについて広める活動を行っています。

<h3>終活アドバイザー講座で学べること</h3>
終活アドバイザー講座では、NPO法人ら・し・さが監修したテキストを用いて、終活について幅広い知識を学びます。

  • 終活とは
  • お金について
  • 財産や資産
  • 医療や介護
  • 年金のこと
  • 葬儀について
  • お墓
  • エンディングノートの書き方
  • 生前整理の方法
  • 成年後見人制度について
  • 高齢者施設について

など、今から終活をしたいという人に対して、詳しくアドバイスするために必要な知識を得ることができます。

終活アドバイザーが出来ること

時計と老夫婦

資格を取得した「終活アドバイザー」は、終活を考えている人たちのサポートをすることができる専門家です。

会得した終活の知識はビジネスに活用できるのはもちろん、自分自身や家族の終活にも活かすことができます。

エンディングノートへの助言できる

自分の終末期や死後に、家族に伝えておきたいことを書き記すエンディングノートには、決まった書式やルールはありません。

そのため、初めてエンディングノートを書く時にはどうすればいいかわからないという人が多いのです。

終活アドバイザーは資格取得の際、実際に自分のエンディングノートを作成しています。

その経験を生かしてエンディングノートの意味や書き方、ノートの選び方、保管の方法など詳しくアドバイスをすることができるのです。

また、エンディングノートに関するセミナーを開催したり、地域の集まりでエンディングノートの勉強会を行うといった活動をしている人もいます。

適切な専門家へ紹介できる

終活では財産や保険についてなど、専門家に相談をしたい場面が出てくることがあります。

とはいえ、専門家といってもどんな人に相談すればいいかわからないという人は多いです。

そんな時に終活アドバイザーにお願いできるのは、弁護士やファイナンシャルプランナーなど必要に合わせた専門家を紹介してもらうこと。

専門家の話は依頼者が高齢である場合、内容を理解するのが難しいことがあります。

そんな時には一緒に専門家と話をして、依頼者にとってより良い終活になるようにサポートをします。

自治体窓口等へ同行できる

色々な手続きや相談で自治体の窓口へ行くことがありますが、それを難しいと感じる高齢者は少なくありません。

終活の中で窓口へ行く必要がある時には、本人の了承を得たうえで終活アドバイザーは同行することができます。

一緒に話を聞いたり、必要な書類を準備する手伝いをすることで、さまざまな手続きがスムーズにできるのです。

セミナーの講師として活動できる

高齢化が進んでいることもあり、最近は終活に対して関心を持つ人が増えています。

終活という言葉は知っていても内容について詳しく知らない人が多いことから、終活について詳しく知ることができるセミナーの需要が高まっています。

セミナーの内容は、終活について解説をしたり、参加者同士で意見を交わしたり、遺影の撮影会をするなどさまざまです。

また、専門家として参加者からの疑問へ個別に答えたり、アドバイスをするようなケースもあります。

終活の意義を広める活動は、終活アドバイザーにとっても重要な仕事の一つであり、これからより多くの人に求められるでしょう。

自分や家族に活かせる

人生の終末期は誰にでも訪れるものであり、自分がいつどんなタイミングで最期を迎えるかは誰にもわかりません。

終活は誰にとっても必要なことなので、それを学ぶことはこれからの人生の役に立ちます。

自分や家族、友人が幸せな老後を過ごし、ゆとりをもって人生の最期を迎えれるように導くことができるのが、終活アドバイザーです。

終活アドバイザーの取得手順

勉強する人

実際に終活アドバイザーになるためには資格を取得する必要があります。

①終活アドバイザー講座を受講

まずは通信学習の「ユーキャン」の終活アドバイザー講座に申し込みをし、終活についての学習を始めましょう。

講座は終活アドバイザー協会が監修したテキストを使い自宅勉強が可能です。

4か月の学習スケジュールの中では、3冊のテキストを学びます。

  • 終活の基礎知識
  • 社会保険制度
  • 財産管理
  • 相続
  • 公的制度の仕組み
  • 葬儀
  • お墓
  • 遺された家族の生活
  • エンディングノート

など、終活に必要なことを幅広く網羅されたテキストで、しっかり学習。

また習熟度を確認するための課題の提出が3回あり、添削を受けることができます。

②検定試験へ合格

学習が終わったら終活アドバイザー検定試験を受験します。

マークシート方式の試験で自宅受験が可能です。

合格には正答率60%ほど必要ですが、ユーキャンの終活アドバイザー講座の受講開始から8か月間はサポートを受けられ、もし不合格になってしまっても期間内であれば再受験ができます。

忙しくてなかなか勉強ができないという人でも自分のペースで学び、合格を勝ち取ることができます。

③協会へ入会して資格登録

検定試験に合格したら、終活アドバイザー協会に資格登録をしましょう。

協会に入会することで晴れて終活アドバイザーの資格を得ることができ、認定証が授与されます。

認定証は、終活アドバイザー協会への入会金と年会費の払い込みが確認された後、郵送で届きます。

  • 終活アドバイザーに役立つ情報が満載の会員誌が届く
  • 各種セミナーの参加料が優遇される
  • エンディングノート「ら・し・さノート®︎」が特別価格で購入できる
  • 協会ホームページの会員ページを閲覧できる

など、終活アドバイザー協会の会員になることはたくさんのメリットがあります。

頑張って取得した資格は、仕事に活かしたり、自分や家族、友人の終活に役立てていきましょう。

終活アドバイザーの取得にかかる期間

観葉植物

講座を申し込むと、教材と学習スケジュールが届きます。

学習のペースは1日に30分~1時間が目安で、1冊のテキストを約1か月で学ぶ計画です。

1か月目で基礎を学び、2か月目で老後の生活にも役立つ色々な制度についての学習をします。

そして3か月目で死後の手続きや葬儀などについて学び、エンディングノートが完成。

全ての学習が終わって4か月目には終活アドバイザー検定試験にチャレンジができます。

標準学習期間は4か月ですが、8か月までは指導を受けられるので、その期間内に資格取得ができれば大丈夫です。

終活アドバイザーの取得にかかる費用

お金と電卓

資格を取得し、終活アドバイザーとして活動するために必要な費用について詳しく見ていきましょう。

資格取得費用

  • ユーキャン 終活アドバイザー講座の受講料 35,000円
  • 終活アドバイザー協会への入会金 4,000円
  • 終活アドバイザー協会の年会費 6,000円

終活アドバイザー講座の受講料は分割払いも可能です。

その場合は2,980円×12か月で合計35,760円。

受講料の中には教材費や添削指や検定課題の費用、消費税が含まれています。

支払い方法

ユーキャンの終活アドバイザー講座の費用には、支払い方法が3種類あります。

  • 郵便局、ゆうちょ銀行
  • コンビニエンスストア
  • クレジットカード(オンライン決済、一括払いのみ)

 

終活アドバイザーの教材内容

終活アドバイザー講座のテキスト

出典

終活アドバイザー協会が監修した教材は、終活について初めて学ぶ人でもわかりやすいものばかりです。

  • テキスト3冊
  • 要点チェック問題集
  • エンディングノート(ら・し・さノート®︎)
  • ガイドブック

さらに、テキストで学習した内容が理解できているかをチェックできる添削課題が3回あります。

回答に対して細やかなアドバイスがもらえるのも嬉しいところです。

苦手な部分が把握でき復習をすることで、より理解度が高まるでしょう。

また、自宅学習をしていてわからないことがあれば、1日3回まで質問をすることができます。

最後の検定課題を提出する頃には、終活アドバイザーに必要な知識がしっかり身についていることでしょう。

終活アドバイザーの求人・給料

介護職の女性

終活アドバイザーは民間の資格のため、基本的に「終活アドバイス」のみを行う職業はありません。

しかし、職種によっては終活アドバイザーの資格が役に立つ場合もあります。

  • 葬祭業
  • 医療
  • 福祉
  • 介護
  • 保険
  • 金融
  • 老人ホーム
  • 霊園

など、特に高齢者の相談を受ける機会が多い職種では、終活アドバイザーの資格が活かされる場面があります。

国家資格ではないため資格手当がつかない場合も多い終活アドバイザーですが、介護福祉士やケアマネージャーといった資格を持った人が勉強することで、人生の終末期についてより詳しくなり、仕事の幅が広がります。

終活アドバイザーは高齢化社会で活きる資格

おじいさんとおばあさん

すでに高齢化社会の真っ只中にある日本は、これから超高齢化社会へと進んでいきます。

老後の人生を穏やかに過ごすため、また家族にのしかかる負担を軽減するためにも、終活はとても大切なものになっていくでしょう。

2012年に終活というワードがトレンドになり、多くの人が知ることになりました。

しかし、知ってはいるけれど実際に終活をしているという人はまだまだ多くありません。

終活について興味はあるけれど詳しく知らない、という人が多い今こそ終活アドバイザーの資格を取得するチャンスです。

ニーズが高いといえる終活アドバイザーは、将来性のある期待できる資格といえそうです。

まとめ

椅子とハート

全ての人に訪れる人生の終わりに向けてさまざまな準備をする終活。

老後の自分自身のためにも、遺される家族のためにもしっかり行いたい終活ですが、何をすればいいか難しく感じている人も少なくありません。

そんな人の役に立つ終活アドバイザーという資格は、これからさらに注目されていくでしょう。

また、自分自身や家族の終活にも役に立つ実用性のある資格でもあります。

悔いのない最期を迎えるために、終活アドバイザーの資格を取得してみてはいかがでしょうか。