【ゴミ屋敷の実家を片付けたい】説得するコツや片付ける方法・費用も解説

ゴミ屋敷 実家・親

「実家がゴミ屋敷だから帰りたくない」
「実家がゴミ屋敷でストレスが溜まる」
「なんとかしてゴミ屋敷の実家を片付けたい」

とお悩みではありませんか?

ゴミ屋敷を放置していいると、健康面や安全面で悪影響を及ぼします。

解決するにはどのように親を説得すればよいのでしょうか?

本記事では、ゴミ屋敷の実家を放置してはいけない理由から、片付ける方法を解説します。

弊社の事例をもとにゴミ屋敷の片付け業者に依頼した場合の費用も解説しているので、業者への依頼も検討している方はぜひお役立てください。

ゴミ屋敷の実家を放置してはいけない理由

古いゴミがたまっているレンガの家

実家がゴミ屋敷になってしまうと見た目が良くないというだけではありません。

住んでいる親にとって多くのデメリットがあります。

ゴミ屋敷の家に住み続けることによるデメリットは、大きく分けて4つあります。

・放火や火災のリスクが高い
・健康に良くない
・転倒する原因になる
・孤立する要素になりやすい

詳しく解説していきましょう。

放火や火災のリスクが高い

紙やプラスチックなど、ゴミの多くは燃えやすいものです。

家の外までゴミが出ていると、他人の目に触れるようになります。

火をつけようという悪意のある人からみると、燃えやすいものだらけのゴミ屋敷は格好のターゲットです。

また、意図的に火をつけられなくても、差し込みプラグから発火しコンセント周りに溜まったゴミやほこりに引火、「トラッキング火災」を起こすリスクもあります。

放火や火災で命を落とす高齢者も多く、特に身体が不自由になりがちな高齢者には大きなリスクとなりえるのです。

ゴミ屋敷における火事の危険性について、詳しくはこちらの記事をお読みください。
ゴミ屋敷が火事を起こしやすい原因と対策

健康に良くない

ハウスダストや、ベッドなどについた皮脂を餌にするダニに噛まれることでアレルギーを発症する可能性もあります。

空気の入れ替えなど除湿を怠ると湿度が高くなり、カビが発生しやすくなります。

特に押し入れや風呂場の温かく湿気が溜まりやすい場所は、カビの生育に最適です。

一般家庭でも掃除を怠ればカビが生えやすい場所でもあります。

カビの胞子を吸い込んでしまうと、咳や痰、胸の痛みや呼吸困難などに陥る可能性もあり、健康を損ねてしまう可能性もあり、非常に危険です。

転倒する原因になる

床に置いてあるゴミは転倒の原因になります。

今はゴミ屋敷に住んでいても問題ないかもしれませんが、親も年を取っていきます。

高齢になると徐々に筋肉が衰えて足が上がらなくなり、視力も悪くなって置いてあるものが見えづらくなります。

ゴミが落ちていても気づかずに踏んで転んだり、ゴミを避けようとしてバランスを崩して転倒することもあるので、注意が必要です。

孤立する要素になりやすい

社会やコミュニティから孤立してしまう可能性も否定できません。

ゴミ屋敷になると友人や知人といったお客さんだけでなく、家族ですら呼びにくくなります。

そのため、コミュニケーションの機会は格段に減ってしまい、一人になる時間が増え、近所からも声を掛けてもらいにくくなることで孤立してしまうのです。

実家がゴミ屋敷になる原因とは?

高齢者を包み込む手

ゴミ屋敷は生活しづらいので、普通であれば「何とか綺麗にしよう」と考えるものです。

では、実家がゴミ屋敷になってしまう原因はどこにあるのでしょうか?

孤独感を癒すため

配偶者が亡くなったり子供が独立すると、これまで感じたことのないような孤独感を感じるでしょう。

その「一人ぼっちになってしまった」という寂しさを、部屋にたくさんの物を置き紛らわせている可能性があります。

誰もが捨ててもいいと思えるような物まで集めてしまっているようであれば、使えないようなゴミを集めることで、ぽっかりと空いた心のスキマを埋めている可能性が高いといえます。

捨てるのはもったいないと思う

壊れてしまって使えないものでも、捨ててしまうのはもったいないと思う心理が働き、物が捨てられないケースがあります。

「少し直せば使える」「今は使わないけどいつか使うかも」と、使わないものをため込んでゴミ屋敷になってしまうのはこのタイプです。

体力の低下により片付けられない

体力の衰えにより片付けができないケースです。

親も年を取りますので、今まで動かせていたようなものが徐々に動かせれなくなっていきます

もし誰も頼める人が周りにいないと、捨てたい物が溜まってしまいます。

捨てたい物が溜まると掃除・片付けがおっくうになってしまい、さらに物が溜まってしまうという悪循環に陥ります。

集中力や判断能力が低下している

物事を計画的に進めるのが苦手になっている、あるいは認知症により捨てるものと残すものの判断がつかなくなっているケースです。

今後使うかどうかの判断能力は、捨断離・整理整頓のためには必要なスキルです。

この部分が衰えてしまうと何がゴミかが分からなくなり、家に不要なものと必要な物が入り交り、物が増えていきます。

同時に集中力が低下していると掃除をする気力が長持ちせず、これまでよりも整理整頓に充てている時間が短くなっている可能性があります。

またそもそも掃除自体を忘れている可能性も少なくありません。

そもそもなぜゴミ屋敷に陥ってしまうのか、詳しくはこちらの記事をお読みください。
ゴミ屋敷になってしまう理由と陥りやすい人の特徴

ゴミ屋敷に住む親を説得するコツ

高齢者に寄り添う人

家がゴミ屋敷になりかけていたとしても、親にも親としてのプライドがあります。

子供から「部屋が汚い、片付けて」と言われると、素直に受け入れられない親もいます。

2つのポイントに注意して説得してみましょう。

親の気持ちを尊重した言葉を使う

「片付ける」「整理する」という言葉は、親からすると余計な干渉と感じてしまう可能性があります。

「これまでよりも綺麗にする」「これまでよりも使いやすくする」など、見た目や使い勝手についての前向きな言葉を使うことをおすすめします。

「使い勝手が悪そうだが、どうしたいか?」などと問題定義すると、親の口からどのようにしたいのかといった希望を聞ける可能性もあります。

衛生面や安全面で良くないことを伝える

前述したように、ゴミ屋敷に住み続けることには健康面でのリスクがあります。

体に良くないことや転倒する恐れ、さらには火災の危険などを伝え、片付けをするように誘導してみましょう。

「お母さんにはアレルギーがあるから心配で」「最近物騒で、放火なども多い。燃えやすいものが外から見えるので、ターゲットにならないか心配している」など、親を心配していることを前面に押し出して説得すると、親としての尊厳を傷つけることはないでしょう。

ゴミ屋敷の実家を片付ける方法

ペットボトルを拾っている人

うっかりそのような場所に手を付けてしまうと、親の機嫌を損ねてそこで片付けが終わってしまうケースも。

ではどのような順番で片付けを進めていくと、親の機嫌を損ねずに進めていくことができるのでしょうか?

パーソナルスペースから離れた場所から片付ける

掃除を任された場合、親が普段使っているエリアから遠い場所から掃除を始めるのがおすすめです。

普段使っている場所は「パーソナルスペース」と呼ばれており、近しい親族といえども不用意に触ってほしくないという人も多くいます。

ゴミ屋敷に住む人が執着しやすいのは、リビング、台所、貴重なものが入った引き出しなどですので、普段あまり使っていない仏間や客間などから手を付けていくと良いでしょう。

ゴミ屋敷片付け業者に依頼する

片付けの許可が出たらプロの力を借りるという選択肢も。

ゴミ屋敷を自力で片付けるのは、想像以上に根気も時間も必要です。

そのため、片付けようと決断したタイミングですぐに業者へ相談しましょう。

林商会では数々のゴミ屋敷の片付けや特殊清掃のノウハウを活かして、お客様の気持ちやプライバシーを配慮し安心してお任せいただけるように心がけております。

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ゴミ屋敷の実家を片付ける費用

ゴミ屋敷の片付けを業者に依頼した場合、相場として以下の費用がかかります。

なお、ゴミ屋敷の片付け費用は事例によって大きく変動するため、弊社の経験から実際のボリューム層を相場としてご紹介します。

間取りの種類 費用相場
1LDK 50,000~300,000円以上
2LDK 75,000~400,000円以上
3LDK 150,000~500,000円以上

ゴミ屋敷の片付け費用や事例は、以下の記事で詳しく解説しています。

▼ゴミ屋敷清掃にかかる費用

ゴミ屋敷に関するお悩みは林商会へご相談ください

林商会

ゴミ屋敷の実家を丸ごと綺麗に片付けたいときはぜひ林商会へご相談ください!

林商会では、お客様の気持ちに寄り添い、不用品の仕分けから搬出・処理まで、どのような状態のお部屋でも丁寧に、全力で対応したします。

また、女性スタッフが在籍しているため、デリケートなお荷物も安心してお任せいただけます。

まずはお気軽に、ご相談または無料お見積りをご利用ください。

LINEやメールからもご相談いただけます。

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まとめ

実家がゴミ屋敷に変わってしまったら子供としてはショックです。

しかしゴミ屋敷から脱却してもらいたいと思って伝えた一言で、親を不快にさせて機嫌を損ねたくはないですよね。

子供だからこそ、必ずできることがあります。

ぜひ親御さんの気持ちに寄り添いながら、整理整頓をサポートしてあげてくださいね。

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