ゴミ屋敷ではゴキブリが大量に発生し、家の中がゴキブリだらけになってしまうケースがあります。
ゴキブリを放置すると自分だけでなく周囲にも被害が及ぶリスクがあるため、早急に対処が必要です。
本記事では、ゴキブリを駆除する方法や発生させないための対策も一緒に解説します。
「ゴミ屋敷なのにゴキブリがいない」と思っていても、見える場所にいないだけの可能性が高いので注意してください。
目次
ゴミ屋敷にゴキブリが大量発生する理由
ゴキブリが部屋に増える原因は、ゴミ屋敷内のゴミにあります。
ゴミを処理できなければ、ゴキブリ問題の解決も難しいです。
ゴキブリにとって住みやすい
ゴミ屋敷は家の中に大量のゴミや物が積み重なり、ゴキブリの隠れ場所が無数に存在します。
ゴキブリは暗くて湿気のある場所を好む習性があるため、ゴミ屋敷はゴキブリにとって人の目につかず住みやすいまさに理想の住処と言えるでしょう。
家の中に生ゴミが散乱している
食べ残しや飲み残しなどの生ゴミが家の中に散乱していると、ゴキブリが大量発生する原因になります。
ゴキブリは雑食性で生ゴミや油汚れ、紙類などもエサにするため、エサが常に手に入るゴミ屋敷に住み着き、どんどん数を増やしていきます。
ゴキブリは繁殖力が高い
ゴキブリは繁殖力が強く、一度に20〜40個の卵を産み、短期間で成虫になります。
ゴミ屋敷は隠れ場所とエサが豊富な環境であり、また駆除されることもないため、驚くほどの速さで大量発生してしまいます。
ゴミ屋敷でもゴキブリがいない場合がある?
ゴミ屋敷はゴキブリの理想の住処ではありますが、以下のようなゴミ屋敷にはゴキブリがいない場合があります。
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とはいえ、見える場所にいないだけでどこかに隠れていると考えるほうが自然です。
ゴキブリがいないとは限らないため、姿が見えなくても安心はできません。
ゴミ屋敷のゴキブリを駆除する方法
次に、ゴキブリの駆除方法を解説します。
ゴキブリの駆除は正しい方法で行うことが大切です。
ゴキブリの駆除に必要な道具
ゴキブリの駆除には、以下のような道具を必要とします。
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ゴミ屋敷内のゴキブリをまとめて駆除する際に役立つのが、燻煙剤です。
燻煙剤を使用する際は、煙が外に漏れないように養生テープを準備しておく必要があります。
また、燻煙剤の煙が電化製品や植物に触れるとよくないので、ポリ袋などで覆ってください。
火災報知器をポリ袋で覆う際には、脚立を利用すると安全です。
そして燻煙剤を使った後、部屋を掃除するためにタオルやほうき、塵取りが必要です。
ゴキブリ駆除用のスプレー缶も、家の中に生息しているゴキブリを見つけたときに、すぐ使えるので準備しておきましょう。
燻煙剤を使う方法
燻煙剤でゴキブリを退治する手順は、以下の通りです。
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燻煙剤でゴキブリを退治する場合は、前もって準備をしておくことが大切です。
燻煙剤の煙でゴキブリをまとめて駆除しようと思っても、ゴキブリがあちこちに潜って隠れてしまうと意味がありません。
そのため、燻煙剤の効果を最大限に高められるよう、ゴキブリの逃げ場をふさがなければなりません。
引き出しや押し入れの扉をすべて開けたうえで、換気扇や壁面の換気口、玄関ドアの郵便受けなど、あらゆる隙間を養生テープでふさいでください。
こうしてゴキブリの逃げ場がなくなったら、燻煙剤を2~3時間設置します。
駆除が完了したら、必ず窓を開けて換気し、室内の掃除をしながら害虫の死骸を処理しましょう。
駆除剤スプレーを使う方法
駆除剤スプレーもゴキブリの退治に有効です。
燻煙剤を使用するときと同様、駆除剤スプレーでゴキブリを駆除するときも、ゴキブリの逃げ場をしっかりとふさいでください。
ゴキブリが出没しそうな場所にスプレーをまくだけでは、効果は薄いです。
薬剤がしっかりと効くよう、逃げ場をふさいだうえで駆除剤スプレーを散布してください。
ゴキブリの卵には殺虫剤でも効力がない
ゴキブリの卵には殺虫剤が効かないので、孵化した後にもう一度燻煙剤を利用する必要があります。
燻煙剤は成虫のゴキブリを退治することはできますが、卵にまで効果は及びません。
そのため、燻煙剤の使用後に孵化したゴキブリを放置していると、また部屋中にゴキブリが繁殖してしまいます。
再びゴキブリが活動しないようにするためにも、燻煙剤を使用してから数週間が経ったら、もう一度駆除を行ってください。
燻煙剤で繰りかえしゴキブリを退治することで、駆除の効果はより発揮されます。
ゴキブリを発生させないための対策
ゴキブリを呼び寄せる原因が残っていたら、いくら駆除をしても問題は解決しません。
続いて、ゴミ屋敷のゴキブリ問題を根本的に解決する方法を解説します。
ゴミ屋敷を片付ける
ゴキブリが寄ってこないようにするためには、燻煙剤での駆除と部屋の掃除を行ったうえで、消臭・消毒をすることが大切です。
もしゴキブリの糞をしっかり除去できていなかったら、部屋の異臭は消えません。
住居内から発生する異臭をかぎつけて、新たなゴキブリがやってくる危険性があるので、消臭と消毒を徹底して清潔な空間を作りましょう。
清掃されていてきれいな空間には、ゴキブリも寄り付きにくいです。
部屋を消臭・消毒する
ゴミ屋敷のゴミを片付けることは、ゴキブリ問題を解決するうえで必ず行わなければならない作業です。
ゴキブリは室内に散らばったゴミを食べ、栄養源とします。
そのため、ゴミで埋め尽くされたゴミ屋敷は、ゴキブリにとって格好の空間となり、群がる原因となるのです。
しっかりとゴミを片付け、ゴキブリの再発を防止しましょう。
ゴキブリの発生を放置するリスク
ゴキブリが発生しているにもかかわらず放置すると、自分だけでなく周囲に被害が及ぶリスクがあります。
健康被害が起きる
ゴキブリは不衛生な場所を歩き回るため、さまざまな病原菌が付着しています。
家の中でゴキブリが食べ物や食器に触れると、食中毒や感染症の原因になりかねません。
また、ゴキブリのフンや死骸、抜け殻などがアレルギーを引き起こす恐れもあります。
漏電や火災の原因になる
ゴキブリは狭くて暖かい場所を好む習性があるため、家電製品の内部に入り込む場合があります。
ゴキブリのフンや体液が電子部品に付着したり、配線をかじって断線させたりするため、最悪の場合、漏電や火災にもつながります。
近隣住民とトラブルになる
ゴキブリは繁殖力が高く、放置すると家の中だけでなく周囲にも広がります。
ゴミ屋敷から発生したゴキブリが隣家や周辺の住宅に侵入してしまうと、近隣住民から苦情や通報を受けるなどトラブルになる恐れがあります。
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まとめ
ゴキブリは危険な害虫で、発生を予防するには室内のゴミを正しく処理する必要があります。
しかしながら、殺虫剤に強いチャバネゴキブリも存在するため、ゴキブリ退治が上手くいかない場合もあるでしょう。
できうる限りの手段を尽くしたにも関わらず、どうしてもゴキブリを退治できないようなケースでは、プロの清掃業者の出番です。
専門知識を持ったプロの業者に任せれば、ゴキブリを駆除したうえで部屋をきれいにしてもらえます。
ゴミ屋敷にゴキブリが大量発生し、自分では手に負えないときは、プロの清掃業者に依頼してみてはいかがでしょうか。
そもそもなぜゴミ屋敷に陥ってしまうのか、詳しくはこちらの記事をお読みください。
▼ゴミ屋敷になってしまう理由と陥りやすい人の特徴