ゴミ屋敷は、自力で片付けることができます。
とはいえ、安全面や負担を考慮すると業者に依頼すべきケースがあるのも事実です。
本記事では、自力で片付けられるゴミ屋敷の基準や自力で片付ける・掃除する方法を解説します。
また、業者に依頼する場合の費用も解説するので、自力で片付けられそうにない場合は業者への依頼を検討してみてください。
ゴミ屋敷の実態について詳しくはこちらの記事をお読みください。
▼ゴミ屋敷に陥る心理と対処法について
目次
自力で片付けられるゴミ屋敷の基準
以下の6点を基準に、自力で片付けられるかを判断しましょう。
足の踏み場がある
足の踏み場があり、最低でも大人1人が動ける状態なら自力でも掃除できます。
足の踏み場がない状態であれば、掃除に時間がかかるうえに衛生的にも心配があるので、業者に依頼したほうがよいでしょう。
水回りが機能している
お風呂、洗面所、キッチンなどの水回りが1か所でも機能していれば、自力でも掃除できます。
水回りが使えないと水拭きすらできず掃除自体が進まないため、業者に依頼したほうがよいでしょう。
悪臭や害虫が発生していない
悪臭や害虫が発生していない場合は、生ゴミの腐敗が進んでいないため、自力でも掃除できます。
すでに悪臭や害虫が発生している状態では気分や健康を害する恐れがあるので、すぐに業者へ依頼しましょう。
ゴミが天井まで積まれていない
ゴミが天井まで積まれておらず安全を確保できる状態なら、自力でも掃除できます。
ゴミが積まれている場合は、途中で崩れてけがをする恐れがあるため、業者に依頼したほうがよいでしょう。
家の間取りが3DK以内である
家の間取りが3DK以内であれば、まだ負担が少なく自力でも掃除できます。
ただでさえゴミ屋敷の掃除には時間がかかるため、3DK以上の場合は業者に依頼したほうがよいでしょう。
処分・仕分けが容易にできる
部屋に溢れているゴミが以下のようなものであれば、処分・仕分けが容易にできるため、自力でも掃除できます。
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さまざまなゴミが散乱している場合は処分にも仕分けにも時間がかかるので、業者に依頼したほうがよいでしょう。
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ゴミ屋敷を自力で片付ける・掃除する方法
ゴミ屋敷を自力で片付けるためには、事前に準備を整えたうえで効率的に進めましょう。
ここからは、ゴミ屋敷を自力で片付ける・掃除する方法を解説します。
1.必要な道具を準備する
ゴミ屋敷の片付け・掃除に必要な道具は、以下の通りです。
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ゴミ屋敷の片付けでは、割れたガラスでケガをしたり、悪臭や害虫が原因で気分が悪くなったりする可能性があります。
大量のほこりを吸い込むのもを防ぐためにも、身を守る道具の準備が必要です。
また、ゴミ屋敷状態になるとゴミの種類や量がわかりづらいため、ゴミ袋やガムテープなど仕分けに使う道具は余るくらい準備しておくとよいでしょう。
2.片付ける順番や方法を決める
「どこから片付けるのか」と「集めたゴミはどうするのか」を決めましょう。
玄関やトイレなどの狭いところから片付けると、比較的片付けが楽で、「掃除が進んだ!」という達成感が得られます。
また、ゴミの回収日やゴミ処理センターの受付時間は事前に確認しておきましょう。
片付けのスケジュールを組む際は、ゴミ回収日の前日などを選ぶと効率的です。
3.ゴミを片付けて仕分ける
ゴミは大きなものから片付けるのがおすすめです。
大きなゴミがなくなって視界が開けると、片付けやすくなるだけでなく、モチベーションが上がります。
大きなゴミを減らしたら、次は仕分け作業です。
不要なものはゴミ袋へ、必要なものも一旦段ボール箱や袋へ仕分けましょう。
捨てるか捨てないか迷っているものも、専用の入れ物を作って入れておきます。
まずは片付けることに集中し、迷うものは後から仕分けるようにしてください。
4.害虫駆除をする
ある程度ゴミが片付いたら、燻煙剤などを使ってゴキブリやハエなどを駆除しましょう。
害虫駆除をする際は、家中の引き出しや扉は開け、換気扇や通気口など外とつながっているところは塞ぎます。
こうすることで、家の隅々まで駆除することが可能です。
ただし、片付けをする前の段階で害虫が気になる場合は、先に害虫駆除を行なったほうが効率的に片付けを進められるでしょう。
5.清掃作業をする
最後に部屋を掃除します。
まずは、掃除機で部屋全体のほこりを除去し、雑巾やモップで水拭きをしましょう。
カビが生えていたり、生ゴミのシミが付いていたりする場所は、専用の洗剤などを使用してください。
また、清潔さを長く保ち、害虫の発生を防ぐためにも、掃除の後はしっかり消毒しましょう。
ゴミ屋敷に戻らないためのポイント
ゴミ屋敷を脱出できたら、二度と戻らないよう以下を心がけましょう。
収納場所を決める
残したものの収納場所を決め、使ったら片付ける習慣をつけましょう。
また、床にものを置かないようにすることも大切です。
手に取りやすいところへ置いてしまいがちですが、部屋が散らかる原因になります。
ものを増やさない
収納場所が足りなくなると部屋が散らかるため、できるだけものを増やさないよう工夫しましょう。
ものが1つ増えたら1つ捨てるというようにルールを決めることで、ものが増えずすっきりした部屋を保てます。
不要なものは捨てる
3か月を目安に一度も使わなかったものは、積極的に捨てることを意識しましょう。
また使うだろうと残しておくと、ものが散らかる原因になるためです。
ゴミ屋敷の片付けにかかる費用相場
間取り | 費用相場 |
1R・1K | 3〜5万円 |
1DK・2K | 5〜9万円 |
1LDK・2DK・3K | 9〜14万円 |
2LDK・3DK・4K | 14〜18万円 |
3LDK・4DK | 18〜21万円 |
4LDK〜 | 21万円~ |
基本的に費用は、「ゴミの量」と「部屋の状態」によって決まります。
ゴミ屋敷を放置していた期間が長く、状態が悪い場合は費用が50万円以上になる可能性もあります。
具体的には、「ひどい悪臭が発生している」「トイレが汚物で汚れている」「ガラスの破片などがある」「広い範囲がペットの糞尿で汚染されている」など、作業に支障が出るような状態です。
また、破損や腐敗が進んでいて人が住めない場合、リフォーム費用が追加で必要になる場合もあります。
ゴミ屋敷を放置するほど費用が膨らむため、できるだけ早く業者に依頼するのがおすすめです。
一軒家をすべて片付ける場合の費用
一軒家をすべて片付ける場合の費用は、20万円以上が相場です。
先述の通り、状態が悪い場合は50万円以上の費用がかかる場合もあります。
【注意】ゴミ屋敷を放置するリスク
ゴミ屋敷を放置すると、さまざまなリスクが発生します。
そのリスクは本人だけでなく、周辺の人にも影響を及ぼす可能性が。
早めに対処するために、どのようなリスクがあるのか知っておきましょう。
大量のゴミは火事の原因になる
ゴミ屋敷を放置すると、家の中で火を使っていなくてもトラッキング火災を引き起こすリスクがあります。
トラッキング火災とは、差しっぱなしのプラグとコンセントの間にほこりが溜まり、そこに湿気が加わって発火することです。
また、ゴミ屋敷には可燃物が多く、火が付くと一気に燃え広がります。
ちょっとしたボヤが隣家に燃え移ってしまえば、大きな火災になる恐れもあります。
行政処分を受ける場合がある
本人が困っていなくても、周辺住民から苦情が入れば行政処分を受ける場合があります。
指導や助言で改善されない場合には「行政代執行」が行われるかもしれません。
これは、行政がゴミや不用品を強制的に撤去できるというものです。
撤去にかかった費用は、ゴミ屋敷の住人が支払うことになります。
トラブルにより周囲と孤立する
周辺住民からの苦情がトラブルに発展することもあるでしょう。
そういった事態が続けば、次第に周囲と孤立する可能性も考えられます。
身内が世間体を気にする人であれば、家族や親族との関係性も薄くなるかもしれません。
結果的に頼る人がいなくなり、片付けをすることが困難になってしまう場合もあります。
不衛生で健康によくない
食べものが腐敗したり害虫が発生したりする不衛生な環境にいれば、健康に害が出る恐れがあります。
食中毒や感染症などが原因となり、病気になるリスクも高まるでしょう。
また、窓やカーテンを閉め切った暗い部屋は、精神的にも悪影響を与えかねません。
最悪の場合、ゴミに埋もれて亡くなるという悲惨なケースも考えられます。
ゴミ屋敷の片付けに関するよくある質問
最後に、ゴミ屋敷の片付けに関するよくある質問にお答えします。
ゴミ屋敷の片付けには何日かかる?
自力で片付ける場合は、2日~1週間以上はかかるでしょう。
状態が悪ければ、2週間以上かかる場合もあります。
業者に依頼した場合は数日で片付くため、短期間で片付けたいなら業者を頼ると安心です。
ゴミ屋敷はどこから片付けるべき?
家全体にゴミが溢れている場合は、玄関から片付けましょう。
大量のゴミをスムーズに外へ搬出するためです。
また、玄関やトイレなどの狭いところから片付けると、掃除が進んでいることを実感しやすいでしょう。
どのような業者に依頼するのがおすすめ?
業者を選ぶ際は、4つのポイントを確認しましょう。
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詳しくは、以下の記事でも解説しています。
ゴミ屋敷の清掃・片付け業者《10選》費用相場や優良業者を見分けるポイントを紹介
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自分ではどうしようもないと諦めず、ゴミ屋敷に関するお悩みはぜひ林商会にご相談ください。
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まとめ
ゴミ屋敷を片付けるのであれば、なるべく早く対処するのがおすすめです。
早い段階であれば自力で片付けることも出来ます。
その後の生活の復旧も早くなるでしょう。
すでに手に負えない状態であれば、まずは業者に相談を。
お金はかかっても、命や健康には変えられないはずです。
そもそもなぜゴミ屋敷に陥ってしまうのか、詳しくはこちらの記事をお読みください。
▼ゴミ屋敷になってしまう理由と陥りやすい人の特徴