終活は何から始める?終活ガイド検定の資格を取得して終活の知識をつけよう!

終活 ガイドアイキャッチ

終活には、保険、年金、介護、医療など、必要な知識が多くあります。

しかし、一人ですべての知識をつけようとすると、時間も労力もかなりかかってしまうでしょう。

終活を効率よく学びたい方には、終活ガイドの資格を取得するのがおすすめです。

今回は、終活ガイドという資格や、資格を取得するメリットなどについて詳しく解説します。

▼終活に関する資格全般についてはこちらの記事をお読みください
終活の資格にはどんなものがある?学べる内容の比較や取得のメリットを紹介

終活ガイドについて

時計と老夫婦

終活ガイドとは

終活ガイドとは、一般社団法人終活協議会が認定している資格のことです。

終活をするために知っておきたい情報や役立つ知識を学び身につけ、地域の相談や悩みを解決できる人材の育成を第一としています。

習得内容やレベルによって、初級(3級)・2級・上級(1級)と、3つの段階に分けられています。

自分自身や身近な人が、終活に関してわからないことや困ったことがあったときにサポートできる、「終活のプロ」に近づくことができる資格です。

近年、コロナ禍をきっかけに終活を考える人が増えたことで注目されています。

終活ガイド初級(3級)

終活ガイド初級(3級)は、気軽に学ぶことができ、無料で取得できるのが特徴です。

終活ガイドのサイトで公開されている動画とテキストを見て学んだあと、無料で検定を受験することができます。

合格すれば、「終活ガイド初級(3級)」の資格認定証をデータで取得できます。

終活とはどういうものなのかがわかる入門編の資格で、これから終活を始めたい人や身内の終活の参考にしたい人におすすめです。

終活ガイド(2級)

終活ガイド(2級)とは、実際に終活についての案内や説明ができるように、終活の内容を詳しく学び取得できる資格です。

2級では、下記の項目を学びます。

  • 終活の背景
  • 病院選びについて
  • 介護について備えるべきこと
  • 保険について
  • 相続に関する準備
  • 葬儀の費用などについて
  • 最近のお墓事情

全国で開催される講座を受講することで、資格試験を受けることができます。

受講料は5,000円で、オンライン受講や資格検定受験を受けることも可能です。

終活ガイド上級(1級)

終活ガイド上級(1級)とは、最新の終活について詳しく学んで、その知識を活かした仕事に就いたり、仕事の幅を広げたりできる資格です。

上級では、2級で学ぶ内容に加え、下記の項目を学びます。

  • 老人ホームの選び方
  • 認知症
  • 成年後見人
  • 生前整理
  • 遺品整理

実際の終活に欠かせない実践的な内容についての知識を得ることができるため、終活をしている人たちの相談に乗れるようになります。

経験を積むことで、セミナー講師として活躍することも可能です。

終活について学んだことを実際に活用して仕事ができるので、終活を通して社会と関わりを持ちたいという人には、心託コンシェルジュとも呼ばれる終活ガイド上級の資格取得をおすすめします。

受講料は50,000円で、通信講座での学習や資格取得試験まですべてWebで可能なので、資格取得のためにわざわざ遠方まで出向く必要がありません。

合格後も、ホームページに資料が用意されていたり、終活ガイド講座を無料で何度も受けられたりするので、さらに専門的な知識をつけることができます。

終活ガイドの資格を取得するメリット

パソコンと女性

終活全般の知識を身につけられる

終活というと、自分が死ぬときのことだけかと思うかもしれませんが、実際には終末期から死ぬとき、さらに死後についての準備をするのが終活です。

終活ガイドの資格では、生きていくうえで必要となる医療や介護、保険といったことから、自分の死後、遺された家族が困らないようにしておく遺言や相続についてまで、幅広いジャンルの知識を身につけることができます。

心託サービスが使えるようになる

終活ガイド上級を取得すると、終活協議会が提携している「想いコーポレーション」の心託サービスが利用可能になります。

心託サービスとは、医療や介護、葬儀、生前整理など、終活に関するさまざまなことをサポートしてくれるサービスです。

なかでも、終活ガイド資格を取得した人にとって便利なのが、「ティーペック」というサービスです。

ティーペックサービスでは、看護師などの専門家が、以下のような相談を24時間受け付けています。

  • 体の相談
  • 治療についての相談
  • 看護や介護についての相談
  • 健康維持についての相談
  • 応急処置について
  • 夜間や休日の医療機関

暮らしの中で役立つサービスを体験しつつ、終活に悩む人へのアドバイスの一つとして、心託サービスを紹介することができます。

低価格で受講できる

高齢化が進み終活への関心が高まっていることから、最近では終活に関する資格や講座が増えてきています。

なかでも、終活ガイドの資格は以下のように費用が低価格であることから人気があります。

  • 初級(3級):無料
  • 2級:5,000円
  • 上級(1級):50,000円
  • 年会費:不要(上級は3,000円/年)

さらに上級の資格は、仕事に活かせるだけでなく、セミナーで講師を務めることができるまでの学習内容になっています。

充実した内容を低価格で学ぶことができるのは、大きな魅力といえます。

さまざまなセミナー講師から講義が受けられる

2級や上級では、一度受講料を払えば、繰り返し講座を受講することができます。

終活は時代や世代、また法律の改訂などの理由で常に変化していくものです。

最新の講座を受講することで、知識をアップデートし、時代の変化に対応できるようになります。

講座を何度も受講できたり、わからないところは質問できたりするので、苦手だと感じる分野でも十分に理解を深められるでしょう。

また、セミナー講師にも得意な分野があるので、同じ講座でもセミナー講師によって内容の厚みが変わることもあります。

複数のセミナー講師の話を聞くことで、自分自身の終活の知識をより高めることができるでしょう。

終活ガイドの認定講師として働けるようになる

終活ガイド上級の資格を取得し、以下の条件をクリアすると、終活ガイドの認定講師として働くことができます。

  • 終活ガイド上級の資格取得後、5回以上講座を受講
  • 認定講師になるための試験に合格

認定講師になったあとは、終活協議会のマネージャーとして活躍の場が広がる可能性もあります。

終活に悩んでいる多くの人に役立つ仕事ができるでしょう。

仲間づくりができる

2級の講座では、自分と同じように終活に興味を持って勉強をしている仲間と出会うことができます。

職種も年齢もさまざまな方が終活を学んでいるので、きっと気の合う仲間を見つけられるでしょう。

仲間と一緒に勉強や活動を楽しんだり、助け合ったりできるのも大きな魅力といえます。

仕事にできる

終活に関する知識を持つことで、個人で相談を受けたりセミナーを開催したり、終活ガイドの資格を生かした仕事ができます。

また幅広いジャンルの仕事に関係する知識を得ることができるので、新しく仕事を探す際にも、終活ガイドの資格は自分のアピールポイントになってくれるでしょう。

終活ガイドの資格を活かせる職業

女性と老人

保険代理店

お客様と医療や死後のことなど将来のことを話す機会が多い保険代理店の仕事では、終活ガイドの勉強で得た知識が役に立ちます。

老後や終末期に関するお客様の相談を親身になって聞くことができるため、信頼関係を築きやすくなり、保険の契約にもつながりやすくなるでしょう。

ファイナンシャルプランナー

ファイナンシャルプランナーは、現在の家計や、保険やローンの見直し、老後の生活についてなど、お金についての幅広い相談を受けてアドバイスをする仕事です。

終活ガイドの資格を活かして、お客様の悩みに合わせた専門家を紹介することもできます。

葬儀社

終活ガイドの資格を所有している人は、葬儀や相続、お墓などの知識が豊富です。

お客様の疑問を解決できたり、アドバイスができたりするので、信頼度を高めることもできるでしょう。

行政書士

行政書士として遺言書の作成をお手伝いする際に、終活について詳しいと幅広い提案が可能になります。

信頼できる行政書士として、お客様が納得できる遺言書作成をサポートできるでしょう。

高齢者向け事業の担当者

高齢者のための事業は、以下のようにさまざまな種類があります。

  • 市役所
  • 福祉施設
  • 介護施設

直接高齢者と接する仕事では、終活ガイドの知識が活躍してくれます。

高齢者の悩みや不安、疑問に対して正しい知識を持ってアドバイスすることができるでしょう。

終活ガイドで得られる収入

豚の貯金箱

終活相談

個人で相談を請け負う場合や、地域で終活相談を行う場合の報酬には明確な決まりはありません。

一般的な相談料は、30分~1時間の相談で、5,000~1万円程度になります。

1対1で個人の相談をじっくり聞く終活相談は簡単な仕事ではないので、相手が知人や顔見知りでも安く設定しすぎるのはおすすめできません。

また、価格が人によって違うとトラブルに発展する可能性も考えられるので、事前に価格を決めて始めるようにしましょう。

仲介料

終活ガイドは相談を受けたりアドバイスをしたりしますが、実務を行うことはありません。

生前整理やお墓、葬儀などの相談を受け、依頼する際には提携業者を紹介します。

このときに発生する仲介手数料を、報酬として受け取ることができます。

仲介手数料でのおもな報酬は、以下の通りです。

  • 葬儀の依頼:2万円
  • 遺品整理の依頼:2万円
  • お墓の依頼:2万円
  • 供養の依頼:1万円

終活ガイドセミナーの報酬

終活ガイド上級の資格を取得すると、終活協議会の認定講師を目指すことができます。

認定講師になると、終活セミナーを自分で開催することが可能です。

報酬の相場は、1回で3~5万円程度です。

セミナーは、個人で企画集客するだけでなく、地域のイベントとして行うケースもあるので、地域と連携してセミナーを開催することもできます。

心託サービス紹介料、エンディングノートの販売

終活ガイド上級では、本来ならば入会金として1万円が必要な心託サービスを、無料で利用することができます。
終活ガイドが相談者に心託サービスを紹介して入会した場合、紹介者には8,000円が支払われる仕組みです。

また、終活ガイド上級の資格を持っていると、終活協議会から無料でエンディングノートを提供してもらえます。

さらに、1冊550円でエンディングノートを販売することができ、購入してもらった場合には、その利益も収入となります。

まとめ

黄色いバラ

終活ガイドの資格は、気軽に取得できる初級、詳しく学べる2級、そして本格的に仕事につなげることができる上級まであります。

自分に合った資格を自分のペースで学ぶことができ、その知識をさらに深めることもできます。

老後に不安を感じている方や、終活とは何かを具体的に知っておきたいという方、終活を仕事にしたいという方にはおすすめの資格です。

終活の知識をつけて、これからの人生をよりよいものにしていきましょう。

▼終活全般について詳しくはこちらの記事をお読みください
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