終活で不動産は相続するべき?考えておくべき項目や手続きについて紹介!

終活 不動産 アイキャッチ

不動産を所有している方は、終活の中で不動産をどうするのかを考えておく必要があります。

相続する場合には、手続きについてしっかりと把握しておくなど、トラブルにならないようあらかじめ対策しておきましょう。

今回は、終活で不動産はどうすればよいのかについて紹介します。

終活で不動産はどうするべき?

売却する

不動産は、生前のうちに売却しておくことで遺産相続がしやすくなります。

特に複数の遺族に分配する場合、不動産での分配は難しいため、事前に売却しておくという方も少なくありません。

また、不動産を相続して持ち続けると、固定資産税維持管理費が必要になりますが、売却しておけばそういった負担が少なくなります。

売却する場合は、下記のように生前に住む場所を確保しておきましょう。

  • 子どもや家族の家に同居する
  • 有料老人ホームに入居する
  • 賃貸マンションに引っ越す

人生の最期を快適に過ごせるような環境を整えつつ、適切なタイミングで不動産を売却しましょう。

生前贈与する

生前贈与は、生きているうちに相続人に不動産を贈与しておく方法です。

不動産を相続させたい人を選べるうえ、その人に確実に渡すことができます。

また、これから価値が上がりそうな不動産の場合は、遺産相続で支払う相続税よりも、生前贈与で発生する贈与税のほうが少なくなる可能性が高いです。

さらに、生前贈与すると相続財産が減るため、相続税の課税額を減らすことにもつながります

住み続ける

不動産を相続する予定の人が住むのであれば、空き家になってしまうこともないため住み続けても問題はありません。

老後も住み慣れた家で暮らせるのは、大きなメリットと言えます。

しかし、不動産を相続する人以外の遺産相続人がいる場合は、他の遺産を分配する形になるため注意しましょう。

2世帯住宅に建て替える

不動産を引き継ぐ人が決まっている場合は、住宅を2世帯住宅に建て替えるという手段もあります。

土地と建物を遺産として相続するよりも節税ができ、子どもの住宅購入の負担が軽減します。

賃貸にする

不動産を複数持っている場合や、子どもと同居して自宅を手放せる場合には、所有している不動産を賃貸物件として活用することができます

定期収入を確保できるため、老後も安定した収入が得られるでしょう。

リースバック

売却した自宅を自分で賃貸し、住み続けられるのが、リースバックというサービスです。

家を売ったあとも同じ場所で生活ができるので、住む場所を変えることなく、財産整理を進められます。

リバースモーゲージ

不動産を担保にしてお金を借りるリバースモーゲージは、家を所持したまま融資を受けることができる方法です。

毎月利息だけを払い、死後は現金で一括返済するか不動産を売却するかを選べるので、手元の資金が少なくても資産整理ができます

終活で考えるべき不動産についての項目とは?

自分がどうしたいのかを明確にする

自分のためだけでなく家族のためにも、不動産をどうしていきたいのか、下記のように意思を明確にしておきましょう。

  • 老後も自宅に住みたい
  • 死後も子どもに住んでもらって家を守ってほしい
  • 老後は家を手放して老人ホームに入居したい
  • 不動産を相続させたい人が決まっている

このように意思を明確にしておけば、万が一のときでも家族が困ることなく手続きを行うことができます

相続人の意思を確認する

自分の財産とはいえ、不動産の扱いを勝手に決めると相続人が困ってしまう可能性があります。

不動産をどうしたいのか、下記のことを確認しておきましょう。

  • 自宅を相続したいか
  • 自宅に住み続けたいか
  • 家を売却してもいいのか

遺産分割や相続税対策のためにも、配偶者や子ども、兄弟姉妹、甥、姪などに確認しておく必要があります。

活用や売却のタイミングを考える

不動産の活用や売却は、その方法だけでなくタイミングも大切です。

活用や売却は、下記のようなタイミングで行うことをおすすめします。

  • 不動産の相場が高い時期に売る
  • 築年数が浅いうちに売る
  • ニーズがある時期に土地活用をする

不動産の活用や売却は、さまざまな業界や景気などの影響を受けます

専門家に相談するなどして、適切なタイミングで不動産を活用・売却しましょう。

税理士に相談しておく

相続を考えている不動産に相続税がかかりそうな場合は、相続に詳しい知識を持っている税理士などの専門家に相談することをおすすめします。

不動産は遺産の中でも金額が大きいものなので、なるべく税金を低く抑える工夫をしましょう。

遺書を用意する

自分の意思を周りに伝えられない状況になったとき、遺産や財産分与などについて何も言い残していないと、家族間でトラブルが発生してしまう可能性があります。

不動産について、具体的にどうしてほしいかをはっきりと記しておきましょう

終活で不動産に関する必要な手続きとは?

まずは不動産の評価額について調べる

相続税がかかるかどうかの確認をしたり、遺産の分け方を考えたりするためにも、事前に不動産の評価額を調べておく必要があります。

また、評価額を知っておくと、下記のようなメリットもあります。

  • より多くの遺産を遺すことができる
  • 遺産相続でのトラブルを避けられる
  • 老後の生活を豊かにできる

持っている不動産の評価額を知っておくことで、よりよい終活が進められます

土地の名義を変更する

不動産は、法務局に所有者を登記する義務がないため、遺産相続をしても名義を変更しなければならないという決まりはありません。

しかし、名義を変更していないと相続した不動産が売却できないので、名義は相続人に変更しておきましょう。

また、所持していることを把握できていない不動産がそのまま何代にも渡って放置され続けると、空き家問題に発展することもあります。

終活では、自分が持っている不動産とその名義を明確にしておく必要があります。

境界の特定や測量を行う

昔から何代にも渡って相続されてきたような土地は、どこまでが自分の土地なのかがはっきりしていない場合があります。

特に古い住宅地や田畑などでは、近隣の土地との境目があいまいになっているケースがあるので、実際の面積と登記簿上の記載内容に違いがないか、終活の機会に確認しておきましょう

不動産がトラブルの引き金になる要因

子が相続して住む場合

遺産を相続する複数人の子どものうち、1人が実家を相続して住み続けることになったとしても、他の兄弟姉妹と遺産を均等に分けなければなりません。

相続する土地の評価額と同じくらいの遺産を他に持っていればよいのですが、不動産が自宅だけだったり、自宅以外の金融財産を持っていなかったりする場合、トラブルが発生する可能性があります。

そういった場合は、下記のような対応が必要です。

  • 不動産を売却してそのお金を分割する
  • 相続をする人が他の兄弟姉妹にお金などを支払う
  • 土地や建物を共有名義にする

複数の子どもの内、1人が相続して住み続ける場合は、対応が難しいでしょう。

誰も住まずに空き家になる

住む人が居なくなった家は、すべての相続人の意見がまとまった時点で相続されたり売却されたりします

空き家になった不動産は、下記のように活用・売却することになります。

  • 取り壊して土地活用をする
  • 貸し出す
  • 売却する

なかには、思い出の詰まった実家を手放したくないという人もいます。

しかし、誰も使わないまま空き家にしておくと、老朽化固定資産税の支払いなどの新たな問題が浮上してくるので、早めに決断することが大切です。

共有名義にして管理する

土地や建物を、相続人で現物分割して共有名義にするという相続方法は、トラブルの原因となるケースが少なくありません。

名義だけ共有にしても、実際に住む人と住まない人の間で意見が食い違ったり、売却時に名義人の意見を一致させなければならなかったりと、さまざまな問題が発生する可能性があります。

さらに次の世代に相続された場合には名義人が増え続けることもあり、利用や処分がますます難しくなってしまいます

子どもや孫の世代にまで問題が続く可能性があるので、共有名義での管理は慎重に決断しましょう

まとめ

動くお金が大きい不動産の相続では、事前の準備が非常に大切です。

どのように不動産を遺すのか、終活でしっかりと計画を立てておきましょう。

故人の意思が明確になっていれば、遺された家族間のトラブルも防ぐことができます。

自分がいなくなったあとも大切な家族が仲良く暮らしていけるように、相続人となる家族の意見も聞きながら、終活を進めていきましょう。

株式会社林商会では、不動産関係の相続や売却のご相談にも対応可能です。

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