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  • 孤独死が起こる原因:一人暮らしの高齢者だけの問題ではない!若者にも増加中の孤独死を未然に防ぐための対策

    誰にも看取られることなくたった一人で息を引き取り、腐敗するまで発見されることのない孤独死

    孤独死という言葉は1970年代、独居老人が自宅で亡くなっていたという報道で使用されるようになり、同様の事件が続いた1980年代からたびたび報道されるようになりました。

    もとは、近所付き合いの希薄な都市部での発生が主でしたが、近年は地方での発生も多く、その数は年々増加傾向にあります。

    この記事では、孤独死はなぜ起こるのか・孤独死しやすい人の特徴とともに、孤独死しないために何をすべきかを解説します。

    日本では孤独死が増加傾向にある

    日本では、孤独死が年々増加しているのが現状です。

    内閣府が調査した、東京23区における65歳以上の高齢者の孤独死のデータは以下のとおり。

    孤独死した人の数
    平成15年1,451人
    平成16年1,669人
    平成17年1,860人
    平成18年1,892人
    平成19年2,361人
    平成20年2,211人
    平成21年2,194人
    平成22年2,913人
    平成23年2,618人
    平成24年2,733人
    平成25年2,878人
    平成26年2,891人
    平成27年3,127人

    平成15年には1,451人だった孤独死が、平成19年には2,000人を突破。

    平成27年には3,000人を超え、わずか12年で孤独死数が2倍になっているのです。

    今や孤独死は他人事ではありません。家族が孤独死してしまう可能性も考えながら行動することが大切です。

    孤独死が起こる原因

    では、一体なぜ孤独死が起こってしまうのでしょうか。

    孤独死が起こる原因として、以下の4つが考えられます。

    1.単独世帯の高齢者の増加
    2.増加する貧困層
    3.地域社会の希薄化
    4.未婚率の増加

    単独世帯の高齢者の増加

    1つ目は「単独世帯の高齢者の増加」です。

    少子高齢化が進む日本では核家族化が進んでおり、子世帯と同居する高齢者が少なくなっています

    そのため、何か不調があったときに、自分の息子や娘に頼ることができず、一人で亡くなってしまうケースも多いのです。

    増加する貧困層

    2つ目は「貧困層の増加」です。

    バブル崩壊後、日本では不景気が続いています。

    そのためリストラや退職金の減額、年金受給年齢の引き上げなど、高齢者の経済的負担が大きくなっているのが現状です。

    仕事がないうえに経済的余裕もないため、趣味や付き合いなどの楽しみが持てず、高齢者は家に引きこもりがちに。

    身体に不調があっても、病院へ行くことに金銭的な不安がよぎり、適切な医療を受けられない、といったケースも少なくありません。

    そのような悪循環が続くことで、自己管理がおろそかになる「セルフネグレクト」といった状況が起き、孤独死へと繋がってしまうのです。

    地域社会の希薄化

    3つ目は「地域社会の希薄化」です。

    今では、昔のような地域での付き合いが減少傾向にあります。

    普段から近所の人と、挨拶や世間話をすることがないため「最近〇〇さん見ないけど、どうしてるのかしら」といった、周りに気づいてもらう機会がありません。

    そのため、知らぬ間に亡くなっていて気づいた頃には遺体が腐敗していた、といったケースも珍しくないのです。

    未婚率の増加

    4つ目は「未婚率の増加」です。

    そもそも結婚をしない人の増加、または熟年離婚の増加によって、一人暮らしを送る高齢者が増えています。

    とくに男性の場合は要注意

    時代背景的に、高齢男性は掃除や料理といった家事を全くしたことがない人が多く、栄養バランスの取れた食事の準備や、屋内の衛生管理がおろそかになってしまいがちです。

    若いころは良くても長年の不摂生から、体調不良につながってしまうのです。

    そして最悪の場合、孤独死に至ってしまいます。

    また、大学卒業後も親と同居し、生活を親に依存している「パラサイトシングル」の増加も原因として考えられます。

    孤独死を防ぐためにも、本人が自立した生活をすることが大切です。

    孤独死しやすい人の特徴

    悲惨な最期を遂げてしまう孤独死ですが、実は「孤独死しやすい人」が存在します。

    具体的な特徴は以下のとおりです。

    1.親族・近所付き合いの少ない人
    2.家事が苦手な男性
    3.貧困層
    4.若年層でも孤独死は起こりうる

    親族・近所付き合いの少ない人

    親族や近所付き合いの少ない人ほど、孤独死のリスクも高まります。

    身近な人ととの関係が希薄な場合、体調が悪い時や外出が減ったなどの変化に気づかれる機会がありません

    また、人付き合いがないということは、物理的にも精神的にも孤立してしまいがちに。

    一方で、人間関係が良好であれば、仮に体調が悪くなっても周りが異変を察知してくれます。

    孤独死を防ぐ方法として、良好な人間関係を築くことは非常に大切なのです。

    家事が苦手な男性

    家事が苦手な人も、孤独死のリスクが高まります。

    とくに家事の苦手な男性の高齢者は要注意。

    妻が家事をしてくれるのが当たり前だと思っていても、万一先立たれてしまい一人になってしまっても、急に全ての家事を自分ではこなせません

    掃除や洗濯、料理などが習慣化されていない場合、衛生管理や栄養状態が悪くなり、生活の質が下がってしまうのです。

    次第に体調が悪くなり、最悪の場合、孤独死という最期を遂げてしまうのです。

    貧困層

    孤独死の中には、貧困からくる孤独死も存在します。

    お金がないと、仮に体調が悪くなったときに、「お金がないから我慢しよう」という決断をしてしまうのです。

    救急車を呼ぼうとしても、入院した後の治療費のことを考えると呼びたくないと考える人も。

    孤独死を防ぐためにも、家族の人は、病院へ優先的に行くことを促してあげることが大切です。

    若年層でも孤独死は起こりうる

    高齢者だけでなく、若年層の孤独死も珍しくありません。

    孤独死には「自死」も含まれます

    インターネットの発達によって情報社会となった現代。

    ネットによるいじめや、引越し後に見知らぬ土地で生活することにストレスを抱える若者は少なくありません

    自死していたことに家族が気付かず、結果的に「孤独死」となってしまうケースもあるのです。

    孤独死することで起こる問題

    孤独死してしまうと、後にさまざまな問題が発生します。

    数ある中でも、とくに以下の2つは覚えておきたい問題です。

    1.遺族は高額の賠償金を請求される可能性
    2.心身へのダメージ

    遺族は高額の賠償金を請求される可能性

    孤独死の多くは、遺体の腐敗が進んでしまったために、部屋に体液や血液が流出しているのが普通です。

    ひどい死臭がすることも珍しくありません。

    仮に賃貸だった場合、遺族に対して大家から「部屋の原状回復」を求める損害賠償を請求されてしまいます。

    もちろん誠意に対応する必要はありますが、しっかり調べて対処しないと不当な金額まで請求されてしまう可能性も。

    また、特殊清掃を依頼した業者が実は悪徳業者で、高額な請求をされてしまったということも起こりえます。

    本来払う必要のないお金を払わなくていいよう、信頼できる業者に依頼することが大切です。

    心身へのダメージ

    孤独死では、遺体が相当腐敗が進行した状態で発見されるケースも珍しくありません

    孤独死を発見した本人、現場の状況を聞いた人は、その悲惨さから後に心身への大きなダメージを負ってしまうことも。

    身近にそういった人がいる場合は、そっと寄り添ってあげることが大切です。

    孤独死を防ぐためにすべき対策

    近所付き合いの少なさや貧困などによって一人で亡くなってしまう孤独死。

    ただ、孤独死を防ぐ方法はあります。

    「周りの人ができること」と「本人がすべきこと」の2つの観点から、孤独死を防ぐ方法について解説します。

    周りの人ができること

    先述したように、本人の人間関係が希薄だと孤独死のリスクも高まります

    そのため家族であれば、できるだけこまめに電話をしたり、自宅に様子を見に行ったりすることが重要です。

    近所の人であれば、こまめに挨拶や世間話をしてみてください。

    それだけで本人の孤立感がやわらぎ、いざというときに頼ってくれるようになります。

    本人がすべきこと

    何よりも、本人が孤立しない環境の中で生活することが大切です。

    たとえば、老人ホームへ入居したり、見守りサービスを活用したりと、対処方法はさまざまです。何か習い事を始めてみるのも良いでしょう。

    人間関係が希薄になったり家事ができなかったりすると、家に引きこもりがちになり、次第に体力も奪われてしまいます。

    そうならないためにも、本人が主体的に動いて、孤立感をやわらげることが大切です。

    孤独死が起こってしまったときの対処法

    本人はもちろん、周りの人の助けによって孤独死は防ぐことができます。

    しかしながら、悲しいことに孤独死は増えているのが現状です。

    それでは最後に、孤独死が起こってしまったときの対処法についてお伝えします。

    発見から葬儀・遺品整理の流れ

    孤独死には、家族が訪れて気付くケースや、遺体の異臭で近所の人が気付くケースなど、さまざまなケースがあります。

    自分が発見者だった場合、本人が倒れていて亡くなっている確証がない場合は救急車を、遺体から腐敗臭がするなど明らかに亡くなっている場合は警察を呼びます。

    後に警察が検視と身元確認を実施。本人の身元が判明したら、亡くなった人の親子、兄弟、親戚など「血縁が近い順」に連絡がされます。

    遺体が引き渡されるまでに若干の時間があるため、その間に葬儀社と特殊清掃の手配をしましょう。

    遺体の腐敗状況によっては、葬儀の前に火葬をした方が良いケースもあります。

    次に、特殊清掃と遺品整理です。

    孤独死の場合、発見後すぐに火葬がおこなわれるため、まだ特殊清掃と遺品整理が済んでいないケースも珍しくありません。

    特殊清掃の後に遺品整理がおこなわれますが、両方一緒に請け負ってくれる業者も多いため、ひとつの業者に依頼するのが良いでしょう。

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    まとめ

    本記事では、孤独死の原因や対処法について解説してきました。

    日本においては、年々孤独死が増えているのが現状です。

    高齢者の単独世帯の増加や貧困などが原因として考えられます。

    今では、もはや他人ごとではない孤独死。もし身近に孤立している家族がいるのなら、早急に対応することが大切です。

    周りのサポートによって、本人の孤立感がやわらぐケースも多いため、ぜひ本記事の内容をご参考ください。

    孤独死について詳しく知りたい方はこちらの記事もお読みください。

    【孤独死】なぜ急増?原因と対策、実際の事例や発見時の対処方法まとめ


    20.12.28

    この記事を書いた人

    終活瓦版 編集部

    遺品整理と終活の専門家集団です。年間6,000件以上の遺品整理、不動産整理の実績。複雑でわかりにくい終活まわりの様々な課題をわかりやすく整理して発信してまいります。

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