家の解体で業者選びに失敗したくない!工事費用の相場と相見積もりすべき理由・業者の選び方やトラブルに合った際の対処法についても紹介します

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家の解体をするために業者へ依頼したいが、何を基準に選ぶべきか分からない…。

家の解体は滅多に経験することではないため、こうした悩みを抱えていても仕方がありません。

とはいえ業者選びを誤ってしまうと、高額の追加請求や違法工事など、思わぬトラブルに巻き込まれる可能性も。

そこでこの記事では、解体業者の選び方から万が一悪徳業者に遭遇した際の対処法など、幅広く解説いたします。

家の解体全般について詳しくはこちらの記事をお読みください。
家の解体にまつわる疑問や費用を解説

家の解体:見積もりを複数社に依頼すべき

家の解体工事では、まず業者に見積もりをしてもらってから実際の工事が始まります。

ですが、1社だけの見積もりだと損してしまったり、後々トラブルに巻き込まれたりするケースも少なくありません。

そのため複数の業者に見積もりを出してもらうことが大切です。

家の解体で相見積もりが必要な理由は?

なぜ相見積もりをする必要があるのか、それは業者ごとに坪単価や施工方法が異なるからです。

解体工事の費用を出すためには、まず敷地の坪単価を参考にします。

また施工方法についても業者によってさまざま。

何人の従業員で対応するのか、など人件費も関係してきます。

そのためトータルの費用で見たとき、業者によって金額に差異が生まれるのです。

したがって解体工事を依頼する際は、最低でも2〜3社の見積もりを出してもらうようにしましょう。

まずは家の解体にかかる費用をおさらい

家の解体工事では複数の業者からの相見積もりがおすすめとお伝えしました。

では家の解体工事には具体的にどれくらい費用がかかるのでしょうか。

解体費用の相場や内訳について解説していきます。

家の解体にかかる費用の相場

家の解体にかかってくる費用は、建物の構造や広さによって異なります。

家の構造と相場は、基本的には以下の3つです。

  • 木造:30,000〜50,000円/坪
  • 鉄骨造:40,000〜60,000円/坪
  • 鉄筋コンクリートや鉄骨鉄筋コンクリート:60,000〜80,000円/坪

建材によって壊し方や廃棄代が異なるため、解体費用にも差が生まれます。

基本的には壊しにくい建材ほど費用は高くなる傾向にあります。

また、単純に敷地が広くなればなるほど作業面積が増えるため高くなったり、2階建や建物の地下に構造体がある場合も解体費用は上がるでしょう。

解体費用には何が含まれる?解体費用の内訳

一口に解体費用といっても、現場では解体以外にもさまざまな作業が行われます。

なかでも代表的なものとしてあげられるのは以下の3つです。

  1. アスベスト調査/工事
  2. 付帯工事費用
  3. 諸費用

1つ目がアスベスト調査/工事です。

アスベスト調査/工事は法律で義務付けられており、解体工事を行う前に必ず実施しなければなりません。

ここでいうアスベストとは「いしわた」や「せきめん」のこと。

かつては自動車や電気製品などに幅広く使われてきた鉱物資源でしたが、今では発がん性などの有害性が問題視されており、使用禁止となっています。

2つ目は付帯工事費用です。

これは家以外のものを解体・撤去する際に発生する費用を指します。

たとえば井戸や塀、庭木、倉庫など。

何を解体するかによって費用は大きく異なります。

解体業者のホームページにも「付帯工事は要問い合わせ」と記載されているケースが多いため、依頼先の業者にしっかりと確認しておきましょう。

3つ目は諸費用です。

たとえば各種工事に必要な申請費用や整地費用など。

解体業者によって組み込む費用は異なるため、事前によく確認しておくようにしましょう。

家の解体費用について詳しくはこちらの記事をお読みください。
家の解体費用の相場や補助金制度について

相見積もりで業者を比較するときのポイント

複数社で見積もりを出すのは分かったけど、具体的に何を比較すればいいか分からないという方もいるはず。

そういった場合、以下の3つの項目を意識してみてください。

①見積もり金額

家の解体工事は、数十万〜数百万円と大きな費用が発生します。

しかし、安ければ良いという訳ではないので、見積もり金額はとても重要なポイントとなります。

あまりに見積もり金額が安かった場合、後になって処分費用を追加で請求してくる悪徳な業者も存在します。

ですので、契約書をきちんと交わした上で、工事の詳細を明記してくれる業者を選ぶようにしましょう。

②業者の人柄

家の解体工事に限らず、担当者の人柄は重要なポイントとなります。

なかには「解体業者=怖い」というイメージを持つ方もいらっしゃるでしょう。

たしかに実際、解体業者の中には怖い面持ちの人もいます。

そのため担当者の人柄や印象をしっかりと見ておいてくださいね。

見積もり等での立ち会いの際に少しでも不安を感じたら、他の業者に当たってみるのが良いでしょう。

③実績・過去の事例

解体費用や人柄はもちろん、どれくらい実績のある業者なのかも重要になります。

誰しも過去の実績が豊富な業者を選びたいですよね。

実績を確認するには、まず業者のホームページを見てみてください。

優良業者だとほとんどの場合、ホームページ内に過去の実績や事例を記載しています。

ホームページを見てもそうした実績などが見当たらない場合、実績がない、あるいは悪徳業者であるケースがあるため、信頼しないのが吉です。

家の解体:悪徳業者にまつわるトラブル

優良業者であれば信頼できますが、なかには「悪徳業者」も存在します。

悪徳業者を選んでしまうと、高い確率でトラブルに発展してしまいます。

特に以下のようなトラブルには気をつけましょう。

費用を安く見積もり追加料金を請求

悪徳業者の特徴として「あからさまに安い見積もりを提示」してきます。

最初の見積もりを安く提示して契約させ、後にさまざまな理由をつけて追加料金を請求するのです。

さらに料金だけでなく、手抜き工事をしているケースも。

そのため見積もりを曖昧にしたり、「他社より安くなります!」と安いことを無闇に強調したりする業者は信用しない方が良いでしょう。

廃棄物の不法投棄

悪徳業者の中には、法やルールを守らない業者も少なくありません。

特に多いのが不法投棄です。

解体工事で発生した粗大ゴミなどの廃棄物を、森や池に投棄する業者も存在します。

解体工事で発生したゴミは「産業廃棄物」に該当し、廃棄物処理法によって処理方法が細かく定められているのです。

廃棄物の処分については業者のマニフェストに記載されているため、コピーをもらうなどの対応をするのが良いでしょう。

無許可で運用する業者

解体業者に詳しくない方からすると、すべての業者がきちんと許可を取って営業しているのだと思いがちです。

しかし、残念ながらそうではありません。

なかには無許可で運用する業者も存在します。

解体工事を行う際は、建設リサイクル法に基づいた許可が必須です。

無許可で運用している業者は、手抜き工事をするなど無責任な対応をするなど、トラブルにつながりかねないので注意しましょう。

違法工事

無許可での運用をはじめ不法投棄、法に従わない手抜き工事などはすべて違法工事となります。

何のためらいもなく平気で違法工事を行なっている業者も存在するため、十分に注意してください。

未申請での解体遂行

解体工事は業者側の判断で勝手に行ってはいけません。

基本的にはあらかじめ行政への届出や、場所によっては道路使用許可を得る必要があります。

悪徳業者の場合、届出を出さずに勝手に工事を始め、行政から指導を受けたと同時に工事を放棄してしまうといったケースもあるので要注意です。

近隣住民への配慮がない

業者側は解体工事を行う期間や時間、大型車が出入りする旨などを近隣住民へ知らせる必要があります。

ですが悪徳業者の場合、そうした挨拶や事前のお詫びを一切行わないケースも見られます。

さらに騒音や粉塵、振動などへの対応もほとんど行わず、近隣住民へ迷惑をかけてしまう悪徳業者も後を断ちません。

地中埋設物の処理が不適切

解体工事で業者側が気をつけなければならないのが「地中埋設物」です。

浄化槽やコンクリートブロックなどが家屋の下に埋まっているケースがあり、これらは普通、施主に許可を取ってからでなければ撤去できません。

しかし悪徳業者の場合、埋設物の追加工事を勝手に行ってしまうケースがあります。

向こうが勝手に工事を進めたのにもかかわらず追加料金を請求してくることもあるので注意しましょう。

解体作業の放棄など無責任な行動

さらに酷いケースだと、工事を最後まで完了させず、途中で放棄する業者もいます。

優良業者であっても工期の遅延は少なからずあります。

ですが悪徳業者の場合、工期が遅延している理由すら説明せず、さらには工事費用だけ回収して残りの作業を放棄してしまうことも。

その場合は弁護士に相談するなど、費用の返還を求めるなど正当な対応をする必要があります。

悪徳業者に遭遇しないためにはどうすべき?

悪徳業者にまつわるトラブルをご紹介しましたが、安心安全に家の解体工事を済ませるためには、最初から悪徳業者を選ばないことが大切です。

悪徳業者に遭遇しないためにも以下のポイントを意識してみてください。

必要な許可や登録がされている業者か確認

まずは「許可を取っているかどうか」を確認しましょう。

解体工事を行うためには、建設リサイクル法に基づいた「解体工事業」の登録や認可が必要となります。

許可の有無を確認するためにも、許可証や登録番号の提示を求めてみましょう。

その際にきちんと証明書や番号を見せてくれれば、安心して工事を任せられます。

何か理由を付けて証明書を見せようとしない業者は信用しない方が良いでしょう。

追加費用がかかるケースや作業工程の説明があるか

悪徳業者とのトラブルで多いのが「追加費用」です。

勝手に工事を行い、追加費用を請求してくる業者が後を断ちません。

そのため、工事前に必ず「追加費用がかかるのかかからないのか」を確認しておきましょう。

仮に追加費用やオプションがあったとして、それがいくらなのか、どのような場合に追加工事が必要になるのかも確認しておいてください。

また追加費用にかかわらず、作業工程をきちんと説明してくれる業者を選びましょう。

見積や契約を口頭ではなく書面で提示するか

依頼者を騙そうとして、見積もりや契約を口頭で済ませる業者もあります。

そのため見積もりや契約は必ず「書面」で残しましょう。

書類がないと、後にトラブルが起こった場合「言った言わない問題」に発展してしまうことも。

トラブルが起きた際、依頼者を守るためにも証拠書類は大切です。

必ず見積もりや契約書を交わすようにしましょう。

悪徳業者の被害にあったときの対処法

悪徳業者の被害にあったとき、焦りと動揺のあまり何もできなくなってしまう人も少なくありません。

万が一被害にあっても、焦らず冷静に対応することが大切です。

その際、以下のような方法を活用してみてください。

消費者センターに相談

トラブルが起こった際、まずは消費者センターに相談しましょう。

電話一本で、消費者の生活に関するトラブルへの対処法などを提示してくれます。

もちろん解体工事でのトラブルについても相談に乗ってくれるので、ぜひ活用してみてください。

弁護士への相談とは違い、原則無料で相談できます。

弁護士を通すなど直接やり取りは避ける

消費者センターでも対応できない場合は、弁護士に相談するのが賢明です。

お金はかかりますが、弁護士は、素人には分からない法知識や解決方法を知っています。

相談することで解決の糸口が見つかるはずです。

また、弁護士の中でも建設業界に強い弁護士や事務所に頼るのがおすすめ。

しっかりと調べてから頼りになりそうな弁護士を選びましょう。

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まとめ

本記事では、家の解体工事での業者選びについて、以下のポイントを中心にお伝えしました。

  • 家の解体工事は「相見積もり」をするべき
  • 業者によって費用の相場はさまざまなので、比較するためにも相見積もりが大切
  • 解体費用は木造、鉄骨、鉄筋コンクリートなど建材によって異なる
  • 解体費用にはアスベスト調査や舞台工事費用などが含まれる
  • 相見積もりでは見積もり金額や業者の人柄、実績などをしっかりと見る
  • 解体工事の登録や許可を取らずに事業を行う業者もあるので要注意
  • 悪徳業者に騙されないためにも、追加費用の有無や契約書を交わすことが大切

世の中には数えきれないほどの解体業者が存在しますが、悪徳業者も後を断ちません。

信頼できる業者を選ぶためにも登録や許可の有無、それから書面でしっかりと契約を交わすことが大切です。

ぜひ本記事の内容を、ご自身の解体業者選びにお役立てください。

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