仏壇リメイク・リフォームの価格とは?婚礼タンスなどの思い出の家具も仏壇に!?暮らしに合ったサイズやデザインにしよう

仏壇リメイク アイキャッチ (1)

「新居に仏壇が合わない」「引き継いだ仏壇が古くなってしまったが処分はしたくない」「サイズが大きすぎる」など、仏壇に関する悩みを持つ方は多いでしょう。

そのような方は、仏壇をリメイク・リフォームするのがおすすめです。

今回は仏壇リメイク・リフォームの魅力や費用、例などを紹介するので、興味のある方はぜひ参考にしてみてください。

仏壇のリメイク・リフォームについて

コンパクトな仏壇と位牌

仏壇のリメイク・リフォームとは、今ある仏壇を現在の生活様式にあったコンパクトな仏壇に作り替えることです。

  • 代々受け継がれてきた仏壇が大きすぎて困っている
  • 古い仏壇を処分して新しいものに買い替えを検討している

このような悩みをお持ちの方は、現在の生活に取り入れやすいようにリメイク・リフォームすれば、悩みを解消できるかもしれません。

仏壇のリメイク・リフォームをすることで、現在の仏壇を処分することなくせずに、次の世代へ引き継いでいくことができるでしょう。

仏壇リメイク・リフォームにかかる費用

一万円札

リメイク・リフォームにかかる費用は、仏壇のサイズや作りによって変動します。

出来上がりのサイズが小型であれば30万円程度、中型は60万円程度、大型は100万円程度が相場です。

仏壇のサイズが大きくなるほど価格は高くなるので、この費用を目安にリメイク・リフォームの計画を立ててみましょう。

仏壇店に依頼するのが一般的です。

現地調査をしたうえで図面設計や見積もりを作成してくれます。

小規模なものであれば1〜2週間ほどで完成しますが、解体を伴うリフォームが必要な場合や、リメイクしてサイズを小さくする場合は、完成までに数か月ほどかかる場合もあります。

法要などに合わせて仏壇をリフォーム・リメイクしたい場合は、早めに準備を始めましょう。

仏壇リメイク・リフォームの例

コンパクトな二基の仏壇

仏壇リメイク・リフォームでは、見た目のデザインを変えずにサイズを小さくすることも可能です。

また、仏壇の一部を活用してインテリアに合わせたリメイクもできます。

最近では、婚礼タンスや桐たんすなど思い出の家具を小さい仏壇にリメイク・リフォームするサービスもあります。

オーダーメイドで好きなデザインの仏壇にできるのも、リメイク・リフォームをするメリットです。

リメイク・リフォームでできることはたくさんあるので、業者とよく相談して決めましょう。

仏壇の移動や引っ越しについて

3台のトラック

先祖を祀ってある仏壇は、他の家具とは扱いが異なります。

基本的に移動させないのが望ましいですが、生活環境の変化などで移動が必要になる場合もあるでしょう。

仏壇を移動する場合、事前に供養が必要です。

仏壇の供養はお寺に依頼する必要があるので、早めに準備を始めましょう。

仏壇の移動が必要なときとは

まずは仏壇の移動が必要になるケースを確認しておきましょう。

引っ越し

転勤や新居の購入などで引っ越すときは、他の家財道具と一緒に仏壇も移動させる必要があります。

相続などで実家の仏壇を承継するような場合にも、実家から住んでいる家まで仏壇を移動させなければなりません。

建て替え・リフォーム

家の建て替えやリフォームでは、古くなった家を一度壊してから新しく家を建設します。

そのため、家の中の家財道具は、工事が終わるまで一時的に他の場所に移動させなければなりません。

当然ながら仏壇も移動させる必要があります。

また、仏壇を置いている部屋をリフォームする場合も同様に移動が必要です。

片付け

年末の大掃除などで部屋の片付けをするときに、仏壇を移動させることがあります。

仏壇は大きくて重さもあるため、少しでも動かす場合は取り扱いには注意が必要です。

重量のある大きな仏壇は複数人で慎重に運びましょう。

仏壇を移動させる際に供養が必要な場合

手を合わせているお坊さん

仏壇を移動する際、事前に供養が必要になる場合と必要ない場合があります。

どのような場合に供養が必要になるのか、ここで確認しておきましょう。

引っ越しする場合

家の外に仏壇を出す場合は、仏壇から先祖の魂を一度抜く必要があります。

この場合、仏壇を移動する前にお寺の僧侶に依頼して閉眼供養をしてもらいましょう。

新居に仏壇を移動させた後は、改めて開眼供養をして先祖の魂入れを行います。

お寺の都合などもあるため、引っ越し直前に供養の準備をしていては間に合いません。

引っ越し予定が決まったら、早めに供養の準備を始めましょう。

同じ敷地内の別家屋へ移動する場合

敷地の広い家で、同一敷地内に離れがある場合でも、仏壇を移動させることに変わりはないため、供養を行う必要があります。

遠方に引っ越す場合と違い、同一敷地内であれば移動距離も少ないため、閉眼法要と開眼法要を同日に済ませるのが一般的です。

仏壇を移動させる際に供養が不要な場合

家の外に仏壇を移動するときは供養が必要ですが、家の中であれば供養は不要です。

別の部屋に移動する場合

仏壇を家の外には出さずに、同じ家の別部屋に移動する場合は、特に供養は必要ありません。

たとえば、仏壇を置いている部屋をリフォームするときに、リフォームが終わるまで仏壇を別の部屋に移動させる場合などです。

同じ部屋の中で仏壇の配置を変える場合

部屋の模様替えや片付けなどで仏壇の配置を変える場合も、供養は必要ありません。

配置を変える前に線香をあげて、先祖に一言断ってから移動しましょう。

引っ越しをする際の仏壇の移動手順

カレンダーとボールペン

新居に仏壇を移動する機会はあまりないため、移動手順を知らない人も多いでしょう。

ここでは、仏壇の手順を紹介します。

大安の日を選ぶ

習わしを大切にしたいのであれば、引っ越しの日取りも考える必要があります。

仏教の教えと六曜は直接的な関係はありませんが、引っ越すときはすべてのことに関して吉日とされている大安の日を選ぶのがよいでしょう。

ただし、引っ越しシーズンなどは混雑して、大安の日に引っ越し業者の予約が取れない場合もあるかもしれません。

どうしても大安の日に引っ越したいなら、早めに予約しておきましょう。

閉眼供養

仏壇を運び出すときには、あらかじめ閉眼法要を済ませておく必要があります。

僧侶や寺院にも都合があるため、引っ越しする日が決まったら、なるべく早めに菩提寺に依頼しましょう。

供養をするのは引っ越しの1週間前〜前日までが一般的です。

供養が済んだら新居で仏具を取り付けるときの参考に、仏壇の写真を撮影しておきましょう。

運び出し

仏壇をうつ伏せや横にした状態で輸送するのは避け、縦の状態のまま倒れないように固定して運びます。

縦の状態のまま車に積めない場合は、仰向けにして乗せましょう。

本尊様や位牌、遺影などの仏具は、業者のトラックではなく自分で運びます。

業者に依頼せずに自分で仏壇を運び出す場合は、事前に仏壇の高さ奥行きの3辺を測っておく必要があります。

併せて新居の設置場所のサイズや出入り口のサイズなども測っておくと、移動がスムーズです。

ただし、仏壇のサイズが大きすぎる場合は、無理をせず業者に依頼しましょう。

サイズが大きい仏壇は重量があるのはもちろん、高価なものが多いため、素人が運ぶと移動中に傷をつけてしまう可能性もあります。

開眼法要

仏壇は他の荷物よりも先に新居に運び入れるのが正しい作法です。

新居に仏壇を運び入れて仏具も元に戻したら、僧侶に来てもらい、開眼法要を行いましょう。

仏壇の引っ越しはどこに依頼する?

仏壇の引っ越しは、販売店か仏壇専門の引っ越し業者に依頼するのが無難です。

これらの業者は仏壇の扱いに慣れているため、安心して任せられます。

一般の引っ越し業者に依頼することも可能ですが、仏壇の扱いに慣れていない場合もあるので注意が必要です。

また、すべての引っ越し業者が仏壇の運搬に対応しているわけではないため、仏壇の移動に対応しているかどうかを事前に確認しておきましょう。

リフォームや建て替えなどで仏壇を一時的に預けたい場合は、リフォーム業者や仏壇を購入したお店が預かってくれる場合もあります。

仏壇の引っ越しにかかる費用

仏壇を自分で運び出す場合に、それほど大きな費用はかかりません。

距離が長い場合はガソリン代がかかりますが、近距離であれば梱包費用のみで引っ越しできます。

業者に依頼する場合の費用は、移動距離や仏壇の大きさによって異なりますが、相場は数万~十数万円程度です。

これとは別に、供養の際に数万円程度かかります。

業者によって運搬費用は異なるので、事前に見積もりを比較しておきましょう。

まとめ

仏壇の前で手を合わせる人

仏壇のリメイク・リフォームをすれば、買い替えや処分をせずに次の世代へ引き継げます。

現在の住宅事情やライフスタイルに合わせて、仏壇をコンパクトなサイズに作り替えるのもよいでしょう。

ただし、仏壇を家の外に移動させるときは供養が必要です。

早めに菩提寺に連絡して供養の日程を決めましょう。

リメイク・リフォームの内容によっては終わるまでに数か月かかる場合もあるので、法要までに間に合わせたい場合は早めの準備をおすすめします。

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