光触媒コーティングは、室内での抗ウイルス作用が注目されているだけでなく、外壁塗装の塗料としても使用されています。
高機能なだけに料金が高いという側面もあり、相場が気になるという方も多いのではないでしょうか。
この記事では、外壁・室内それぞれの料金相場や料金を抑えるポイントを解説しているのでぜひ参考にしてください。
目次
【料金相場】光触媒コーティングにはいくらかかる?
光触媒コーティングを施す箇所として多いのが「室内」「外壁」「車」の3つです。
いずれも範囲の広い施工になるので、費用面が不安な方も多いでしょう。
ここでは「室内」「外壁」「車」のそれぞれに光触媒コーティングを施すにはどれくらいの費用がかかるのかを解説します。
室内の場合
室内に光触媒コーティングを行う場合の費用は1畳あたりで決まる場合と、ひと部屋あたりで決まる場合とがあります。
1畳あたりで費用が決まる場合は2,500円~4,000円程度が一般的です。
ひと部屋あたりで費用が決まる場合は50,000円前後が相場です。
ひと部屋あたりで費用が決まる場合でも、平米数によっては料金が上がることがあるので依頼業者に確認しておきましょう。
外壁塗装の場合
外装塗装の場合の塗料価格は、使用する塗料の種類によって若干費用が異なります。
シリコン塗料だと1㎡あたり2,300円~3,500円、やや高級なフッ素塗料だと1㎡3,500円~5,000円が相場です。
外装塗装にかかる費用の相場を坪数別にまとめると以下の通りです。
坪数 | 塗装価格 |
10坪 | 40万~45万円 |
20坪 | 75万~90万円 |
30坪 | 110万~135万円 |
40坪 | 155万~180万円 |
50坪 | 200万~225万円 |
ここで紹介したのは、あくまでも外壁への施工の価格相場です。
屋根など他のコーティングも依頼したい場合は、別途追加費用がかかるので注意しましょう。
車内の場合
車内の場合は面積が出しにくく査定になることが多いため、参考程度にご覧ください。
車種 | 費用 |
軽自動車、軽ワゴン | 18,000円~ |
普通車 | 23,000円~ |
ワゴン車 | 40,000円~ |
軽トラ | 13,000円~ |
上の表は車内へのコーティング費用です。
ガラス面やボディへのコーティングを実施している業者もありますが、その場合費用が変わってきますので、希望がある場合は直接業者に問い合わせてみましょう。
【料金比較】光触媒コーティングに対応している業者5選
光触媒コーディングを行っている業者を5つ紹介します。
料金やサービスを比較検討する際に参考にしてください。
おそうじ本舗
価格(税込) | 33,000円(10帖まで一律) |
オプション |
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お掃除のプロだからこそできる安心の施工技術が特徴です。
養生から除菌作業まで徹底して実施してもらうことができ、コーディング後の掃除の指導なども依頼できます。
全国47都道府県に対応しているので、利用しやすい業者です。
ダスキン
価格(税込) | 1㎡あたり2,200円 |
備考 |
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清掃業界の大手「ダスキン」の提供する光触媒コーティングサービスです。
テーブルや手すりなどの硬貨面に抗菌・抗ウイルス効果のある薬剤を塗布するサービスと、天井や壁に光触媒コーティングするサービスの2種類から選べます。
2つのサービスを組み合わせて依頼することも可能です。
光触媒コーディングには、東芝マテリアル株式会社が開発した可視光応答型光触媒ルネキャット®(主成分:酸化タングステン)が採用されており、室内光でも十分に効果が得られます。
全国47都道府県に店舗がありますが、地域によっては対応していない場合もあるのでホームページなどで事前にチェックしておくと安心です。
NEXT
価格(税込) | <内装> 1畳あたり5,500円<外装> 1㎡あたり3,300円 |
備考 |
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対応エリアは東京・埼玉が中心で、24時間施工対応の業者です。
光の当たりにくい場所でも抗菌効果が発揮できるよう、複合型光触媒チタンテックスを使用しています。
光触媒と無光触媒・銀・プラチナの複合型にした複合型光触媒チタンテックスを使用することで暗所でも抗菌や消臭効果が発揮できるのが特徴です。
室内や外壁塗装だけではなく、墓石やガラス面への塗装など幅広く依頼できます。
カジタク
価格(税込) | 1㎡あたり2,915円(壁、天井含む) |
オプション | ルミテスターふき取り衛生検査(5,500円) |
カジタクはイオングループの業者です。
他の大手清掃業者と同様に、サービス当日は簡易清掃後にしっかり養生してから作業に入ってくれます。
30分程度で薬剤は乾燥し、1日も経てば普段通りの生活ができるでしょう。
オプションで施工前後でどう変化があったかの衛生検査を依頼できるのが特徴です。
ドアノブやスイッチなど、よく手の触れる箇所を、専用の機材を使用したATPふき取り検査(A3法)によって施工箇所の清浄度を調べられます。
対応エリアは東京都全域、神奈川県全域、千葉県全域、埼玉県全域です。
林商会
価格(税込) | 1㎡あたり2,000円〜 車一台あたり2万円〜 |
オプション | お試しセット(風呂、キッチン、洗面台、ドアノブ等)5万円〜 |
林商会の光触媒コーティングはナノゾーンコートを採用しています。
ナノゾーンコートは、粒子の細かさから施工面に分子レベルで結合するのが特徴で、長時間効果が持続します。
また、室内の弱い光で空間清浄効果を発揮するのもポイントです。
対応エリアは近畿・中国・九州地方を中心に幅広く展開しています。
施工面積・場所などから無料でお見積もりいたしますので、ぜひ一度お気軽にお問い合わせください。
光触媒コーティングの料金を抑えるポイント
光触媒コーディングは効果的である一方で、費用面の負担が大きいと考える方も多いのではないでしょうか。。
ここでは、費用の負担を減らすためのコツをいくつか紹介します。
料金の見積もりを出してもらう
光触媒コーディングの依頼をする際は必ず見積を出してもらいましょう。
ここでポイントとなるのが、相見積もりをとることです。
相見積もりとは、いくつかの業者から同じ条件で見積もりを出してもらうことを指します。
出してもらった見積もりを比較すれば、料金を抑えられる業者を選ぶことができます。
ただし、安易に安さだけで決めてしまうのもおすすめしません。
手抜き施工の危険性や後から追加料金がかかってくることもあるからです。
見積もり時点で不審な点があれば業者に説明を求めるようにし、納得して契約に進みましょう。
業者の提案を鵜呑みにしない
業者の中には、メリットばかりを説明し、デメリットを説明しない業者も存在します。
業者の提案を鵜呑みにして契約するのは危険です。
特殊な施工の場合は専門知識がないと業者任せになる部分があるのは仕方ありません。
ただし、すべてを任せるのではなく、工事や塗料に関する情報をできる限り集めておくことで、詐欺のリスクを減らせるでしょう。
実績豊富な業者を選ぶ
実績や光触媒コーディングの分野で知名度の高い業者を選ぶと安心です。
光触媒コーティングには高い施工技術が求められるため、業者によって仕上がりが変わることも少なくありません。
そこで、できるだけ光触媒に詳しい業者を選ぶのが重要です。
ホームページなどで実績を確認して、光触媒に詳しい業者かを事前に調べておきましょう。
【施工前に知っておきたい】光触媒コーティングとは
光触媒コーディングとは、主に二酸化チタンをメイン成分として作られたコーティング剤を使った施工です。
ここでは、光触媒に抗菌や消臭効果がある仕組みと、メリット・デメリットについて解説します。
光触媒コーティングの仕組みと効果
二酸化チタンは、室内灯や太陽の光が当たることで酸化還元反応が起こります。
酸化還元反応によって、有害物質やニオイの原因を無害な水や二酸化炭素に分解し、空気の浄化や汚れ防止につながる仕組みです。
また、光を受けて活性酸素を発生させることで、接触した菌やウイルスを分解し、抗菌・除菌効果が得られます。
光触媒コーティングについて詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
光触媒コーティングのメリット
光触媒コーティングのメリットは以下の3つです。
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分解力の強い光触媒は、全ての菌に対応できるわけではありませんが、あらゆるウイルスや菌を分解する力があります。
新型コロナウイルスのような突然変異で発生したようなウイルスにも効果があることで非常に注目されました。
光に当たるたびに効果が表れるので、万が一ウイルスが侵入しても安心して生活できます。
都度アルコールなどで除菌する必要がなく、手間がかからないのもメリットです。
分解後は二酸化炭素や水などの無害な物質を空気中に放出することで、空気清浄効果が見込めます。
また、光触媒に光が当たることで発生した活性酵素が汚れを分解してくれるので、セルフクリーニング効果がありコーティングした箇所を綺麗なまま保つこともできます。
光触媒コーティングのデメリット
光触媒コーティングは上述のようにメリットが多いのですが、コストが高い点はデメリットといえるでしょう。
耐久性もあり効果が高い光触媒は、どうしても費用が高くなるのが現状です。
とはいえ、安全性の高さや一度の施工で長期間効果が持続する点を考慮すれば、費用対効果は高いともいえます。
広い範囲でコーティングを考えた場合、業者に依頼することは必須です。
希望する施工場所と予算を決め、適切な業者を選びましょう。
光触媒コーティングの施工や料金に関するお悩みは林商会にご相談ください!
林商会では、「ナノゾーンコート」という光触媒コーティングを導入しています。
ナノゾーンコートでは、抗菌・防汚効果だけでなく新型コロナウイルスの分解作用も実証されました。
参照:日本国内の環境中の新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の不活化効果試験に関するプレスリリース
一般的な光触媒コーティングと比較すると、下記のようなメリットもあります。
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施工したい場所・面積などからお見積もりをいたしますので、まずはお気軽にお問い合わせください!
また、ナノゾーンコートについて詳しく知りたい人はこちらもご覧ください。
まとめ
光触媒コーティングは室内での抗菌効果、外壁などの汚れ防止効果など、建物全体に施工したい方も多いのではないでしょうか。
ただし、さまざまな効果が見込める分、コストがかかるのも事実です。
使用目的や予算を検討したうえで、慎重に業者を選びましょう。