仏壇を安く購入するために知っておくべきポイントとは?価格の相場についても紹介

仏壇 安い アイキャッチ

仏壇を購入しようと考えている方の中には、できるだけ安く購入できる方法を知りたいという方もいらっしゃるのではないでしょうか?

仏壇を安く購入するためには、いくつかのポイントについて知っておくことが大切です。

今回は、仏壇を安く購入するためのポイントについて紹介します。

高品質な仏壇を安く購入するためのポイント

仏壇のつくえ

仏壇には、安価なものから数百万円もする高価なものまで、さまざまな価格帯のものがあります。

まずは高品質な仏壇を安く購入するためのポイントを見ていきましょう。

安い木材の仏壇を選ぶ

仏壇に使われる木材は、高額なものでなくても十分な耐久性をもっています。

もし、仏壇の購入価格をできるだけ抑えたいのであれば、まずは安い木材の仏壇に絞ってから選びましょう。

具体的には、シンプルなデザインのモダン仏壇ならタモ材やウォールナット材、伝統的なデザインの仏壇なら黒檀・紫檀・ケヤキの薄板張りがおすすめです。

海外で生産された仏壇を選ぶ

海外で生産された仏壇を選ぶのも安く購入する方法の一つです。

「海外産だと品質が心配」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、最近では海外で生産された仏壇でも高品質なものが多くなりました。

理由は、海外工場で仏壇を制作する場合も、工場の管理者に日本人を配置したり、最終的な検品は日本で行なったりと、品質管理体制を整えているメーカーが増えてきているためです。

「どうしても国産の仏壇にしたい」というこだわりがなければ、海外産でも納得のいく品質の仏壇が見つかるでしょう。

装飾が少ない仏壇を選ぶ

装飾が増えると職人の作業も増えるため、高額になりやすいです。

美しい蒔絵(まきえ)の入った扉や、彫り細工のある欄間は魅力的ですが、職人が時間をかけて作業している分、値段も高くなってしまいます。

そのため、仏壇を安く購入したいなら装飾が少ないシンプルな仏壇を選びましょう。

好みにもよりますが、装飾の少ないほうが見た目もスッキリしており、掃除もしやすいです。

送料が無料の店で購入する

仏壇を購入する際には、送料が無料の店で購入しましょう。

仏壇の重さやサイズによっては、自宅まで届けてもらうとなると送料が高額になる場合もあります。

たとえ本体は安くても、送料がかかると結果として高くなってしまうこともあるため、送料無料のサービスを選ぶことは大きなポイントです。

信頼できる店員さんを見つける

信頼できる店員さんを見つけることも、数ある仏壇の中から高品質で低価格なものを購入するために大切なことです。

自分の希望や予算、設置場所の条件を伝えて、それに合わせた仏壇を紹介してくれるお店から購入しましょう。

一方的におすすめの仏壇や高価なものを提案してくる販売員は要注意です。

インターネットショップを活用する

インターネットショップを活用すれば、通常の小売店でかかるテナント料などの経費を抑えることができるため、その分安い価格で購入できる場合もあります。

ただし、仏壇は長く使用するものであるため、なるべく実物を見てから購入したほうがよいでしょう。

実店舗とインターネットショップを併設している場合は、実店舗にも足を運ぶことをおすすめします。

仏壇の価格の相場はどのくらい?

赤電卓

仏壇の価格の相場は下記の通りです。

国産 海外産
装飾の少ない・小さい仏壇 300,000円 200,000円
装飾の多い・小さい仏壇 400,000円 300,000円
装飾の少ない・大きい仏壇 600,000円 400,000円
装飾の多い・大きい仏壇 800,000円 500,000円

「海外産で装飾の少ない、小さい仏壇」が最も価格を抑えることができます。

なかにはもっと安い仏壇もありますが、相場よりかなり安い場合は品質に問題がある可能性もあるでしょう。

仏壇の価格を決める4つのポイント

線香

仏壇の価格は主に「サイズ・素材・デザイン・製造国」の4つのポイントを調整して決められます。

ここでは、それぞれのポイントを詳しく見ていきましょう。

サイズ

仏壇はサイズが大きければ大きい程、高額になります。

主な費用である材料費が大きく影響されるため、当然使用する木材が増えれば価格にも反映されるからです。

素材

仏壇に使用される素材によっても価格に差がでます。

具体的には、家具に使用されるようなタモ材やウォールナット材など、比較的安価で耐久性もある木材を使ったシンプルな仏壇は、低価格であることがほとんどでしょう。

一方、伝統的なデザインの仏壇には、銘木と呼ばれる唐木材が使われます。

これらは荘厳な雰囲気があり耐久性にも優れた木材ですが、希少性が高いため、どうしても高額になりがちです。

また、見た目は同じ黒檀の仏壇でも、「使われる黒檀の量」が異なることがあります。

なかでも伝統的なデザインの仏壇に用いられる「練り」工法は最も高価で、唐木仏壇の伝統的な工法であり、高級感のある仕上がりが特徴です。

対して、薄くスライスした唐木を芯材に張り合わせる「薄板貼り」工法は、伝統的なデザインの仏壇でも比較的低価格で販売されています。

このように、「素材の使い方の差」も価格に影響することを覚えておきましょう。

デザイン

伝統的なデザインの仏壇と家具調のシンプルな仏壇を比べると、家具調のシンプルな仏壇は安く購入できます。

なぜなら、伝統的なデザインの仏壇のほうが細かい装飾も多く、制作に手間がかかるからです。

ただし、家具調の仏壇の中にもデザイナーを起用したデザイン性の高い仏壇もあり、その場合は家具調のものでも価格が高くなります。

製造国

海外産の仏壇は国産に比べると価格の安いものが豊富です。

国産と海外産の特徴は下記の通りです。

国産 海外産
価格
  • 多くの仏壇が高価
  • 国産品と同じ見た目でも、価格が安い
品質
  • 細部まで綿密に作られている
  • 工芸品レベルの仏壇も多い
  • 通常の使用には問題ない
  • 最近では検品は日本で行われる場合もあり、高品質なものも増えている
耐久性
  • クリーニングや修理をしていくことで50〜100年は使用できる
  • 20〜30年で塗装が劣化
メンテナンス性
  • 長く使うことを前提に作られているため、修理ができる
  • 木製部品を中心に使用し、欠品することが少ない
  • 修理ができないものが多く、買い替えが基本
梱包
  • 丁寧な梱包、国産のダンボールやパッキンを使って大切にくるまれている
  • きちんと梱包されているが、輸送距離が長いため、清潔さは国産に劣る

「海外産の仏壇だから品質が悪い」ということはありませんが、やはり国産のものと比べると、細かい部分や見えない部分に若干の手抜きや粗さが見られる場合があります。

一方、国産の仏壇は細かい部分や見えない部分まで綿密に作られていますが、職人が不足していることもあり、高価な仏壇が多い傾向です。

それぞれのメリット・デメリットを比較して購入しましょう。

まとめ

仏壇の価格は主に「サイズ・素材・デザイン・製造国」の4つのポイントを調整して決められます。

「どうしても国産の仏壇にしたい」などのこだわりがなければ、「海外産で装飾の少ない、小さい仏壇」に絞って選ぶと安く購入できるでしょう。

ただし、あまりにも相場より安い仏壇は品質に問題がある可能性もあります。

国産と海外産の特徴を比較して、自分の希望に合った仏壇を選びましょう。

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