光触媒コーティングの施工方法とは?実際の流れや依頼時・施工後のポイントも解説

光触媒コーティング 施工方法  アイキャッチ

新型コロナウイルスの流行により、抗ウイルス効果で光触媒コーティングが注目を集めています。

導入してみたいけれど、施工方法や流れがイマイチ掴めないという方も多いのではないでしょうか。

この記事では光触媒コーティングの施工方法流れを解説したあと、費用相場施工後のポイントなども紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

光触媒コーティングの施工方法は2種類!

HOW TO

光触媒コーティングの施工方法には、「自分でスプレーを使用する方法」と「業者に依頼する方法」の2つがあります。

光触媒コーティングの施工場所や用途によって適した方法が異なるため、しっかりと確認しておきましょう。

自分でスプレーを使用する

自宅内のカーテンや寝具、照明器具などコーティングする範囲が狭い場合は、光触媒コーティングスプレーがおすすめです。

光触媒コーティングスプレーは自分で手軽に施工でき、抗菌・抗ウイルスをはじめ消臭、防汚といった光触媒の効果を実感できます。

万が一口に入っても無害なため、寝室や子ども部屋にも使用可能です。

ただし、光触媒コーティングスプレーはあくまでも小規模の施工を目的とした製品のため、壁や床などの広い範囲には向かず、スプレーを大量に購入することで費用もかさんでしまいます。

よって光触媒コーティングスプレーを使って自分で施工する場合は、日常的な抗菌やアルコール代わりのウイルス対策として活用することがポイントです。

スプレーを使用する際は、よく振ってから塗布箇所と約30cm離して上下、左右にスプレーします。

一か所に集中してスプレーすると、液だれやムラの原因になるため、まんべんなく吹き付けるようにしましょう。

より効果を高めたい場合は、一旦乾燥させた後にもう1度同じようにスプレーしてください。

なお、製品によって使用方法や缶の形状は異なるため、「使用上の注意」をよく読んでから使うことが大切です。

成分が口や目に入ったり、肌に付着したりしないよう、マスクやゴーグルを必ず着用しましょう。

光触媒コーティングスプレーの詳細は下記リンクで解説しています。

▼光触媒コーティングスプレーについて解説

業者に依頼する

「より広い範囲を施工したい」「確実に抗菌対策したい」という場合は、業者に依頼するとよいでしょう。

光触媒コーティングを業者に依頼すれば、水回りのカビや壁紙に染みついた臭いなど、隅々まで抗菌・消臭できます。

光触媒コーティングスプレーと比べて、効果が長期間持続する点もメリットです。

一方、業者による光触媒コーティングは、費用が高額になるというデメリットもあるため、
施工したい箇所や範囲に応じて業者への依頼を検討するようにしましょう。

また光触媒コーティングを業者に依頼する際は、施工規模によって割引されたりサービスが異なったりするため、複数の業者から見積もりを取り、内容を比較することがポイントです。

詳しい施工の流れについては次項で解説します。

光触媒コーティングの施工方法はどういう流れ?

手順

光触媒コーティングを業者に依頼した場合、次のような流れで施工が行われます。

業者によっては、依頼から施工完了まで長い期間を要する場合もあるため、計画的に行うようにしましょう。

①事前調査

事前調査では、専用の機器を使って施工希望箇所のATP値(アデノシン三リン酸を指標とした汚れの数値)を測定し、どのくらいの菌や有機物が付着しているのか確認します。

施工を希望する箇所で気になる部分があれば、この時点で伝えておきましょう。

測定後、施工箇所の材質や劣化状態、汚れ具合に応じてテスト施工を実施します。

テスト施工の約7~10日後、再びATP値を測定して結果を比較し、光触媒コーティングの効果を確認します。

②施工計画

事前調査の内容に基づき、施工計画を打ち合わせます。

施工箇所の範囲や条件によってコーティング剤と費用が決まるため、希望は漏れなく話しておきましょう。

施工発注書の内容に相違がなければ契約を行い、施工前に準備することが伝えられます。

③前処理

前処理では光触媒コーティングの効果をより高めるため、施工箇所の汚れや油膜を除去する作業が行われます。

また、この時点で施工箇所以外の場所やものを養生してもらえるため、塗料が飛び散ったり色が移ったりする心配はありません。

④コーティング

光触媒コーティング剤の吹き付け作業が実施され、約1~2時間で終了します。

なお、コーティング剤の定着には1~10時間かかるため、施工後しばらく塗布した場所を使用できないことに注意しましょう。

塗りムラや液ダレ、塗り残しがないことを確認後、施工報告書の内容に同意して完了です。

⑤事後確認

施工から2~3日後に成膜を確認し、すべての作業が完了します。

【費用相場】光触媒コーティングの施工にはいくらかかる?

費用のイメージ

光触媒コーティングにかかる費用は、施工する場所によって異なります。

以下は、室内・車内・外壁それぞれの光触媒コーティングを業者に依頼した場合の費用相場です。

光触媒コーティングの施工を検討する際の参考にしてください。

<室内・外壁の場合>

室内(壁や床) 外壁
1m²あたり2,500~4,000円 1m²あたり3,500~5,000円

<車内の場合>

車種 料金
軽自動車 17,000~24,000円
軽ワゴン 30,000~40,000円
ワゴン 36,000~45,000円
SUV/ワンボックス 42,000~54,000円

光触媒コーティングの費用相場については、下記リンクにて詳しく解説しています。

▼光触媒コーティングの料金相場について解説

【事前知識】室内の抗ウイルス・消臭効果で注目されている光触媒コーティングとは

はてなマークを浮かべる女性

光触媒コーティングとは、光のエネルギーで有機物を酸化・分解する「二酸化チタン」が主成分のコーティング剤です。

二酸化チタンは太陽光や照明器具の光が当たると、空気中の水分と酸素の結合によって強力な酸化力を生み出し、表面に付着した雑菌やウイルスなどの有害物質を酸化・分解します。

そのため室内の壁や床、外壁、車内に塗布するだけで、優れた抗菌・抗ウイルス効果を発揮できるのです。

また光触媒コーティングには防カビ防菌消臭に加え、超親水性による防汚効果も期待できます。

二酸化チタンは有害物質のみを水や二酸化炭素に無害化し、物質そのものも人体に無害なため、安心して使える点が魅力です。

光触媒コーティングの特徴や効果については、下記リンクでも確認できます。

▼光触媒コーティングとは?仕組みや効果を解説

光触媒コーティング施工依頼時のポイント

人差し指を立てる女性

光触媒コーティングの施工を業者に依頼する際は、次のポイントに注意しましょう。

実績豊富な業者を選ぶ

光触媒コーティングの施工を依頼する際は、実績豊富な業者から選ぶことが大切です。

光触媒コーティングは他の抗菌塗料に比べて認知度が低いため、安易に業者を選定すると正しい手順で施工してもらえないなどのリスクがあります。

光触媒コーティングの効果を最大限に得るためにも、正しい知識を持ったコーティング専門の業者や施工業者へ依頼しましょう。

見積もりを出してもらう

前述の通り、光触媒コーティングの施工費用は業者によって大きく異なります。

なかには悪質な業者も存在し、相場よりも高額な費用を提示されるケースも少なくありません。

そのため光触媒コーティングの施工を依頼する際は、必ず複数社から見積もりを取り、費用やサービス内容を比較して選ぶようにしましょう。

施工できない(効果が薄い)箇所があることを踏まえておく

光触媒コーティングはすべてのものに効果を発揮できるわけではなく、透明なものや光沢のあるもの、色の濃いものには向きません。

光をエネルギーとして作用するため、暗所では効果を発揮しにくいのも特徴です。

よって光触媒コーティングを室内に施す場合は、人が集まりやすく採光によい場所を選ぶか、暗所でも効果を発揮できる無光触媒コーティングを使用しましょう。

また、光触媒コーティングはよく外壁に施されていることから、屋根も可能なように思われますが、現時点で屋根用の光触媒塗料は販売されておらず、コーティングできないことにも注意が必要です。

他には窓ガラスや食器など、使用しても取れやすく、こまめにコーティングし直さなければならないものもあります。

【要チェック】光触媒コーティング施工後に効果を最大限活かす方法

黒板とcheckの文字

光触媒コーティングの施工後は、次の点に注意しましょう。

施工箇所を清潔に保つ

光触媒コーティングは、1度の施工で長期的に効果が持続しますが、表面に汚れが付着した状態では十分な効果を発揮できません。

また光触媒コーティングに防汚効果があるとは言っても、完全に汚れを防ぎ切れるわけではないため、都度清掃が必要です。

なかには清掃するとコーティング剤が剥がれたり効果が薄れたりするといった意見もありますが、光触媒は一般的な洗剤やアルコールに耐性があるので心配は要りません。

施工箇所を強く擦りすぎない

光触媒コーティングの塗膜には、自動車や住宅のガラスコーティングと同等の強度がありますが、強く擦りすぎると塗膜が剥がれてしまう恐れがあります。

そのため日々の清掃では施工箇所を強く擦らないよう、優しく拭き上げるようにしましょう。

定期的にメンテナンスする

光触媒コーティングは、施工後3~4年の耐用年数があります。

ただし施工箇所の劣化状況や使用頻度、素材によっても異なるため、施工後は定期的なメンテナンスが必要です

使用するコーティング剤や塗料ごとにも耐用年数の違いがあるため、業者の説明や商品の特徴をしっかりと理解しておきましょう。

光触媒コーティングの耐用年数については、下記リンクで詳しく解説しています。

▼光触媒コーティングの効果や持続期間について解説

光触媒コーティングのお見積もりや施工方法の不明点は林商会にご相談ください

光触媒コーティングの施工は株式会社林商会へお任せください。

弊社では「ナノゾーンコート」という種類の光触媒コーティングを導入しています。

ナノゾーンコートは通常の光触媒コーティングと比較して、より細かい分子でできていることから、より効果を実感しやすいうえ効果も半永久的に持続するためメンテナンスの手間がかかりません。

ナノゾーンコートでコストパフォーマンスの良さとより高い抗菌・防汚効果をぜひご実感ください。

お問い合わせ

まとめ

安心できる作業員

光触媒コーティングは、室内や車内に塗布するだけで優れた抗菌・抗ウイルスを発揮でき、なおかつ安全で耐久性のあるコーティング剤です。

ただし、他のコーティング剤や塗料と比べて費用が高めであるため、施工する際は入念な業者選びと施工後の管理が必要となるでしょう。

この記事で紹介したポイントを参考に、光触媒コーティングを感染症対策の一つとして検討してみてはいかがでしょうか。

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