【終活/遺品整理経験者101名に聞いた!】揉めた原因No.1は…?本当に困った体験談とは

終活に関する情報を発信するメディア「終活瓦版」を展開する株式会社林商会(本社:滋賀県大津市膳所、代表取締役 林達也)は、101人を対象に相続や遺品整理等でトラブルになった経験談を調査しました。

調査期間:2021年9月24日~10月10日
アンケート回答人数:101名
アンケート対象者:終活・相続・遺品整理等の親族間トラブル経験者

身近な人が亡くなると、避けては通ることのできない「相続・遺品整理・葬儀」などの問題。

近年では遺言書やエンディングノートなどで、自身の意向を前もって書き記しておいたり生前整理などを行う「終活」をする人が増えていますが、まだまだ主流とは言えない現状です。

身の回りの整理や、死後の意向を示さずに亡くなってしまうことで、遺族間でのトラブルに見舞われるといった話もよく耳にします。

そこで、終活を行わなかったことで起こったトラブルには、どのようなものがあるのか?遺族間トラブルの経験談を募集しました。

祖父母や親など身近な人が亡くなった場合にトラブルが起こりやすい

(N=101名、単一回答。2021年9月24日~10月10日に実施したインターネット調査による)
祖父母:44名
親:38名
義親:6名
義祖父母:3名
兄弟姉妹:1名
その他親族:9名

まず初めに、誰の相続や遺品整理などでトラブルが起こったかについてのアンケート結果です。

回答の比率をみたところ、祖父母・親と回答した人が全体の81%と、身近な人の死でトラブルを経験した人が多いことがわかります。

それでは、それぞれのトラブルとなった原因についてもみてみましょう。

やっぱり?トラブルの原因No.1は遺産分割

(N=101名、単一回答。2021年9月24日~10月10日に実施したインターネット調査による)
遺産分割:35名
土地不動産:25名
遺品整理:18名
葬儀:7名
遺言状:4名
資金負担:3名
その他:9名

トラブルの原因として一番多かった回答は、遺産の分割について。

次に、故人が持っていた土地や不動産、住んでいた家について、続いて遺品整理、葬儀、遺言状の内容について、葬儀など諸々の資金負担と続きます。

それでは一番多い回答となった遺産分割について、からトラブルの内容を詳しくみていきましょう。

【遺産分割】

ケース①
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祖父が亡くなった後、祖父の再婚相手と遺産相続について両親が揉めました。祖父の残した遺言書に孫である自分の名前も遺産相続人として書かれていたため、自分も巻き込まれて祖父の後妻とトラブルになりました。(40代 男性)
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こちらの回答者のケースでは、故人が遺言状を残していたにも関わらずトラブルになったケースです。

回答者のご両親は故人の子にあたるため、たとえ故人が再婚していたとしても相続の権利は失われません。

また、孫にあたる回答者も故人の再婚相手である女性も、法定相続人として遺産を相続する権利があります。

もちろん遺言状にも、それぞれの相続人にどの程度の遺産を相続するか記載があったのでしょうが、双方が納得できずにトラブルになってしまったようです。

ケース②
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親の遺産の分配で兄弟と揉めました、遺言を残していなかった為に互いの取り分が分からず揉めました、やはり遺言書というのは大切なのだなとしみじみ感じました。(40代 男性)
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反対にこちらの回答は、遺言状がなかったためにトラブルになったケースです。

それぞれの奥様を交えてまでの揉め事に発展したそうですが、最終的にはご兄弟で半分ずつ相続する形で落ち着いた、とのことでした。

ケース③
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父親が亡くなった時に、父親の前妻の子供が遺産を要求してきましたね。父親は会社を経営していましたが。借金がかなりありまして、弁護士に相談してましたが、前妻の子供は借金は関係ないので遺産をくれと要求してきました。(40代 男性)
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こちらの回答者が体験したトラブルでは、相続する財産の中にマイナス財産が含まれていたケースです。

相続と聞くと、故人の貯預金や株式、不動産など価値のあるものを相続するとイメージされる人が多いでしょう。

もちろんそれらも相続財産に含まれますが、借金などの負債も相続財産に含まれ、相続した人には返済義務が生じます。

しかし、トラブルになった相手はプラスの財産のみを相続したいと、不平等な相続分割を要求してきたのだとか。

法の専門家である弁護士に相談したことで何とか解決したそうですが、この回答者以外にも不平等な遺産分割によるトラブルが多く寄せられていました。

【土地不動産】

ケース①
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叔母とその従兄弟が父の相続した土地建物に住み着き、祖母が亡くなった後も、そのまま出て行こうとしなかった。(40代 女性)
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土地不動産のトラブルでも、遺産分割に似たトラブルが寄せられていました。

こちらの回答者のケースでは、お父様が相続するはずの故人の家に住み着いてしまった親族とトラブルになったとのことで、かなり揉めたそう。

最終的には代償分割という形で相続し解決したとのことでした。

ケース②
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祖父の自宅を母が相続することになりましたが、自宅が祖父と曾祖父の名義のままになっており、母が相続するためには曾祖父の子どもの家全てに財産の放棄をしてもらわなければならなかった。(30代 女性)
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次は、相続登記の問題でトラブルになったケースです。

相続登記とは相続した不動産などの名義を、相続した人に変更する手続きを指しますが、正しく行わないことでトラブルになるケースが多く発生しています。

この回答者のケースでは、故人が自宅を相続した際に名義を正しく変更できていなかったことで、法定相続人の範囲が広くなってしまったことがトラブルの要因です。

相続に関する手続きは複雑なものも多く、素人判断で行った結果、誤ったまま手続きを進めてしまうことも少なくありません。

【遺品整理】

ケース①
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高額なアクセサリーを持っていたので誰がどれをもらうか、売ってお金にしてみんなで分けるか揉めました。かなりの量があったので孫の私たちにもって話で揉めました。結局お金には変えず欲しいものを順番に分けました。時計やアクセサリーを話し合って分けて終わりました。(30代 女性)
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遺品整理では故人の持ち物すべてが対象となるため、思わぬお宝に遭遇するケースも。

こちらは、故人の高額なアクセサリーのコレクションをどう整理するかでトラブルになったケースです。

かなりの量があったとのことで、換金したら幾らになるのか…と期待に胸を膨らませる気持ちはわからなくもないのですが、それぞれの欲しいものを分けることで平和に解決できたとのことでした。

ケース②
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父が故人である母が貯めていた大量の小銭を誰にも相談せず勝手に処分したり、それ程母と親交のない親戚に好き勝手に遺品を整理させ、気に入った物は持ち帰らせていた。後日父から直接そんなことがあったと知らされ、呆れかえりました。身内に相談しなかったことを注意しました。その後は色々あって、現在はほとんど交流がありません。(50代 男性)
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こちらも故人のコレクションに関するトラブルです。

回答にある“小銭”とは古銭や記念硬貨のことでしょうか。

それを回答者や他の遺族の意見を聞かず、お父様の独断で処分するなどしていたことでトラブルになったそうです。

興味のない人からみればガラクタ同然の不用品でも、古銭や記念硬貨などはコレクターも多い立派なコレクション。

故人が大切にしていたコレクションを勝手に処分されたことで、親子関係にまで亀裂が入ってしまうほどのトラブルになった体験談でした。

【葬儀】

ケース①
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葬儀会場の花やイスの配置について、事前に葬儀会社と打ち合わせて決めたことを叔母がことごとく妨害してきた。(40代 男性)
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葬儀に関するトラブルでは、喪主や葬儀の準備に関っていない遺族が口出しすることでトラブルになったという回答が目立ち、この回答者のトラブルもそれに当てはまります。

故人のためを思っての口出しなのかもしれません、それでも決まったものを勝手に変更されるのは困りますよね。

故人の意思を尊重した葬儀であれば尚更のことです。

ケース②
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葬儀時の棺桶、着物、お花について、通常価格のシンプルなもの、追加料金が発生するものの2種類で大変もめました。私と母は綺麗な着物でたくさんの花に囲まれて綺麗な棺桶で旅立って欲しかったですが、母の兄は、そんなの意味がないしお金の無駄だと言い張り困りました。おしゃれには無縁の性格なので説明しても通じず、男女の価値観の違いってこういうことかと思いました。(30代 女性)
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次は葬儀の準備に関った遺族同士でのトラブルです。

女性と男性の価値観の違いから生まれたトラブルで、無駄な出費を少しでも抑えたい回答者の叔父さまと、綺麗な姿で送り出したい回答者間でしばらく揉めてしまったそう。

最終的に回答者とそのお母様が追加料金を負担することで解決したそうです。

【遺言状】

ケース①
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遺言状はあったが法的には効力がなく、裁判所の方に故人の方の意向のように遺産分割されるのがいいと言われたが、その通りにはいかなかった。(20代 女性)
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死後の意向を伝えるために遺言状を書く人が増えていますが、遺言状は書式の規定が厳しく、少しでも間違いがあれば法的拘束力を持ちません。

こちらのケースでも何らかの不備があったのか、遺言状に法的拘束力がなかったことをいいことに、故人の意向に沿わない相続割合を申し出た遺族とトラブルに発展したそうです。

法的拘束力がないとはいえ、裁判所からも故人の意向を尊重することを進められたにも関わらず、それを退けるとはよっぽど不満な点があったのでしょうか…?

ケース②
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父親は、公正証書の遺言書作成しましたが、兄が、父親の死ぬ3か月前に自書の遺言書を書かして死後に遺言書を実行させた。(50代 男性)
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こちらのケースでは、生前のまだ元気だったころに公正証書の遺言状を作成したにも関わらず、故人が認知症を発症・進行したころに自筆証書の遺言状を再度書かせその内容を執行しようとしたことによるトラブルです。

認知症を患い、認知判断能力の衰えを利用し遺言状を書かせる、といったトラブルはこれだけでなく他にも寄せられていたことに驚かされました。

この回答者は最終的に、お互いが弁護士をたて裁判にまで発展したそうです。

【資金負担】

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遠い親戚の人が孤独死をしてしまい、私や叔母、他の親族などが遺品整理をしなければならなくなりました。どれぐらい費用を負担するかで、少し揉めてしまいました。(50代 女性)
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最後は、孤独死での清掃や遺品整理の資金負担を巡ったトラブルの回答です。

孤独死では、遺体の腐敗が進んだ状態で発見されることも多く、清掃や汚染された遺品の整理など通常の遺品整理に比べ、遺族への負担が大きくなります。

また、「孤独死」という文字通り身近に頼れる人が居なかった人が孤独死しやすく、今回のケースでも故人とは遠い親戚で交流がほとんどない親族ばかりだったとのことで余計に揉めてしまったようです。

最終的に話し合いで解決できたそうですが、あまり公平な負担割合ではなかったようです。

トラブル経験者はどうやって対処した?

さまざまなトラブルの実例を体験談としてご紹介しましたが、トラブルを経験した人たちはどのように解決したのでしょうか?

そちらもみていきましょう。

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専門家に入ってもらい、土地の相続分を計算し、見合う分を現金で相続することにした。(50代 女性)
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ご両親とその兄弟間で土地の相続についてトラブルになったという方の回答です。

相続人の一人が、土地はすべて自分が相続したいと言い出したことから勃発したトラブルだそうですが、相続の専門家に依頼したことでそれぞれが納得できる形で解決できた、という例でした。

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弁護士にきちんとやってもらった。兄と直接会わずに手続きできたのでよかったです。兄とは全く連絡はとっていませんが、平等にしてくださり、とても助かりました。(30代 女性)
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こちらも兄弟間でのトラブルです。

回答者のお兄様が故人と同居していたことから、遺産はすべて自分のものだと主張し、連絡すらまともに取れなかったのだそう。

相続の手続きには期限が設けられているものも多く、話し合いがまとまらなければ回答者にとって、とても不利な状況になってしまいます。

そこで弁護士に依頼し、遺産の分割について協議を進め無事に解決できたそうです。

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似たようなことで悩んでいた友達に相談したところ、業者に頼んだ方がスムーズだと言われた(30代 女性)
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故人は物を溜め込み捨てられない性格だったそうで、自宅には物が溢れかえっていたのだとか。

故人の死後に遺品をどう処分するか、業者に頼むかどうかなどでトラブルになったそうです。

そこで友人から、遺品整理の業者に依頼することを勧められ、専門業者に依頼することで家族が負担を感じることなく、無事に整理が完了したとのことでした。

終活や遺品整理、相続のトラブルは専門家に頼むのがベスト!

遺産の相続問題や相続登記、遺品整理などいずれも手続きや仕組みが複雑なものが多いうえ、期限が設けられていることから早めに解決しないといけない問題ばかりです。

とはいえ、急いで間違った状態で進めてしまうことで、受理されない、不利な状態になってしまう、次の世代への相続で違った問題が発生してしまう、など後々問題になるケースはとても多いです。

そうならないためには、生前整理をしておき何らかの問題が発生した際は早めに専門家へ依頼することが大切です。

株式会社林商会には、生前/遺品整理の専門家、相続診断士、終活カウンセラーなど生前~死後のあらゆる問題を解決するお手伝いが可能な専門家が多数在籍しています。

もちろん、弁護士や司法書士による相続相談も可能。

お客様のどんな些細なお困りごとにも全力でサポートします。

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「いつか来る死に向けて」というネガティブなものではなく、「今後の人生をよりスマートに過ごすため」早めに整理を行いたいというポジティブな考えからです。

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