遺品整理と不用品回収は何が違う?メリット・デメリットから業者の選び方まで徹底解説!

遺品整理不用品回収アイキャッチ

遺品整理をする際に、どの業者に依頼すべきか迷う方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、遺品整理不用品回収の違いや料金相場を解説します。

遺品整理業者を選ぶ際のポイントや見積もりの注意点も紹介しますので、遺品整理業者に依頼を検討中の方はぜひご覧ください。

「遺品整理」と「不用品回収」の違い

遺品整理と不用品回収の特徴は、以下の通りです。

【遺品整理】

業務内容 遺品整理に関するすべての作業
対象物の扱い方 遺品
処分の流れ 遺品整理完了後に不用品のみ処分する
手続き 複数の相続人で遺産を相続する場合は、以下の条件に該当すると遺産分割協議書を作成しなければならない

  • 遺言書がない
  • 遺品の分配方法が決まっていない
  • 全相続人が遺言書と異なる分配方法を希望する場合

ただし、以下の財産は対象外となる

  • 可分債権
  • 相続開始前の債務
  • 生命保険金
  • 動産

 

【不用品回収】

業務内容 家庭内の不用品の回収・買取・処分
対象物の扱い方 回収品または処分品
処分の流れ 買取・再利用できるもの以外を処分する
手続き なし

遺品整理は、遺言書や故人の遺志を考慮して作業を進めるため、故人の私物を丁寧に整理できます。

一方の不用品回収は、特別な手続きが必要ないため、不用品を依頼者の意思で処分可能です。

「遺品整理業者」と「不用品回収業者」の違い

遺品整理業者は、故人の私物をすべて遺品として取り扱い、不用品を処分する前に遺品整理の仕分け・供養・清掃を行うのが一般的です。

一方の不用品回収業者は、不用品の回収を目的としているため、遺品整理の作業には対応していない場合が多いでしょう。

特に、遺品整理士や遺品整理の取扱件数が多い場合は、以下のメリットもあります。

  • 遺品の適切な処分方法を提案してもらえる
  • 自分で遺品を整理するよりも手間や時間がかからない

丁寧な対応を希望する場合は、遺品整理士が所属している遺品整理業者を選ぶとよいでしょう。

遺品整理業者に依頼するメリット・デメリット

遺品を整理する人

ここからは、遺品整理業者に依頼するメリット・デメリットを解説します。

遺品整理業者に依頼するメリット

遺品整理業者は、遺品整理に必要な作業を幅広く依頼できるメリットがあり、主に以下のサービスを提供しています。

  • 遺品の仕分け
  • 不用品の回収・処分
  • 貴重品の捜索
  • 買取品の査定
  • 建物の養生
  • 遺品の供養
  • 清掃

故人の意思や遺言書の内容を考慮して作業を進めるため、大切な遺品整理の作業を安心して依頼できる点が魅力です。

また、以下のようなオプションサービスが気になる方は、各業者のサービス内容をご確認ください。

  • ハウスクリーニング
  • 部屋の消臭・消毒作業

遺品整理業者に依頼するデメリット

遺品整理業者は、不用品回収業者よりもサービスが充実しているため、費用が高額になりやすい傾向にあります。

加えて、遺品の量や作業時間ごとに異なる仕組みで、作業量が多いほど費用は高額になる点にも注意しましょう。

不用品回収業者に依頼するメリット・デメリット

梱包作業中の男性

次に、不用品回収業者に依頼するメリット・デメリットを解説します。

不用品回収業者に依頼するメリット

不用品回収業者に依頼すると、遺品整理業者よりも費用が安くなりやすい傾向にあります。

あくまで不用品の回収を目的とするため、短時間で作業が終了する点もメリットです。

遺品整理を自分で行う場合や費用を少しでも抑えたい場合は、不用品回収業者を利用するとよいでしょう。

不用品回収業者に依頼するデメリット

不用品回収業者は、遺品整理に必要な仕分け・供養・清掃などの作業に対応しておらず、遺品整理業者よりもサービス内容の範囲が狭い傾向にあります。

しかし、業者によっては遺品整理に対応可能な場合もあるため、気になる方は各業者のサービス内容をご確認ください。

遺品整理業者に依頼すべきケース

遺品整理業者に依頼すべきケースは、以下の通りです。

  • 遺品整理に関する全作業を依頼したい
  • 経済的に余裕がある
  • 自分で遺品整理を行う時間がない
  • 遺品を丁寧に扱ってもらいたい
  • なくなった貴重品を探してほしい

遺品整理業者は、不用品回収業者に依頼するよりも費用が高い傾向にありますが、遺品整理に関する手厚いサービスを受けられます。

上記項目に該当する場合は、遺品整理業者を利用しましょう。

不用品回収業者に依頼すべきケース

不用品回収業者に依頼すべきケースは、以下の通りです。

  • 不用品回収のみ依頼したい
  • 費用を節約したい
  • 作業時間を短くしたい
  • 買取を依頼したい
  • 遺品整理は自分で行いたい

不用品回収業者は不用品の回収を目的としているため、遺品整理業者よりも費用を抑えられます。

すでに遺品整理を終えている場合や自分で遺品整理を行いたい場合は、不用品回収業者を利用するとよいでしょう。

遺品整理の料金相場はどれくらい?

お金と家のおもちゃ

遺品整理の料金相場は、以下の通りです。

部屋の間取り 料金相場
1R・1K 30,000〜70,000円
1DK 50,000〜120,000円
1LDK 70,000〜150,000円
2DK 90,000〜250,000円
2LDK 120,000〜300,000円
3DK 150,000〜400,000円
3LDK 170,000〜500,000円
4LDK以上 220,000〜600,000円

遺品整理にかかる費用は、基本的に部屋の間取りで設定されますが、以下の項目も料金を決める際に影響します。

  • 遺品の量や作業日数
  • 処分する不用品の種類(リサイクル料など)
  • 買取品の有無(買取後の値引きなど)
  • 建物・周辺道路の状況(エレベーターの有無や駐車場など)

また、以下のオプションサービスを利用する場合は、別途料金が必要です。

サービス内容 料金相場
自宅での供養 20,000円〜
お炊き上げ 3,000円〜
形見分けの梱包・配送 無料〜数千円
エアコンの取り外し 無料〜6,000円
ハウスクリーニング 1R:15,000円〜
トイレ:6,000円〜
お風呂・キッチン:10,000円〜
車・バイクの廃車手続き代行 車:15,000円〜
バイク:8,000円〜
除菌消臭作業 10,000円〜
害虫駆除 10,000円〜
原状回復リフォーム 要見積もり
特殊清掃 30,000円〜
家屋の解体 1坪あたり20,000円〜
物置・倉庫の解体 15,000〜30,000円
空き家の管理 毎月5,000円〜
引っ越し作業 要見積もり
畳の撤去 1枚あたり3,000円〜
風呂釜の取り外し・撤去 10,000円〜

トラブル防止!遺品整理業者を選ぶポイント

宝石箱と高齢女性の手元

ここからは、遺品整理業者を選ぶポイントを解説します。

遺品整理士が在籍しているか

遺品整理士は、遺品整理業に必要な専門的な知識をもち、法律に従って適切な遺品整理を行う民間資格です。

遺品整理業者に遺品整理士が在籍していれば、より故人や遺族の意思を尊重したサービスを受けられるでしょう。

そのため、大切な遺品の整理作業を依頼する際は、遺品整理士が在籍している業者を選ぶことをおすすめします。

見積もりがわかりやすいか

遺品整理業者を選ぶ際は、見積もりの内容も確認しておきましょう。

見積もりがわかりづらければ、業者に内訳の詳細を依頼してください。

また、複数の業者に見積もりを依頼すれば、希望するサービスを適切な価格で依頼できるでしょう。

遺品整理の作業実績が豊富か

遺品整理の作業実績が豊富であれば、依頼時の素早い対応が期待できます。

業者の公式サイトで作業実績を公開している場合は、希望するサービスと同じような実績があるか事前に確認しておきましょう。

遺品の買取に対応しているか

遺品整理で不用品の売却を希望する場合は、買取に対応できる業者を選びましょう。

遺品の中から買い取ってもらえた場合、費用から差し引いてもらえるため、費用負担を軽減できるメリットもあります。

ただし、遺品の買取は遺言書やエンディングノートの内容を事前に確認したうえで、故人の遺志を考慮して検討することも大切です。

業者の口コミ・評判がよいか

業者の口コミ・評判も、遺品整理業者を選ぶ際に確認すべき項目です。

口コミ・評判がよい遺品整理業者であれば、どのような対応をとるかイメージしやすく、希望通りのサービスを受けられる可能性が高まります。

ただし、口コミ・評判は根拠のない情報の場合も多いため、業者を選ぶ際の参考程度に留めておくとよいでしょう。

スタッフの対応が丁寧か

電話や見積もりの対応が丁寧な業者であれば、遺品を丁寧に扱ってもらえる可能性も高まります。

説明がわかりづらく、スタッフの対応に不誠実さを感じた場合は、他の遺品整理業者を検討しましょう。

また、公式ホームページに記載された情報とスタッフの対応に差がないか確認することも大切です。

遺品整理で適切なサービスを受けるために、遺品整理業者の対応力にも注目してください。

遺品整理の見積もりを確認する際の注意点

指さしポーズの女性

ここからは、遺品整理の見積もりを確認する際の注意点を解説します。

見積金額の内訳を確認する

遺品整理の見積もりを依頼する際は、見積金額の内訳を確認しましょう。

主な内訳は、以下の通りです。

  • 人件費
  • 物量
  • 運搬費
  • 処分費
  • オプション費

見積もりで提示された金額の内訳がわかりづらい場合、後から業者の都合で高額な費用を請求される可能性もあります。

内訳に以下の項目がある場合は、詳細の記載を業者へ依頼しましょう。

  • 諸経費
  • 作業一式

追加料金の有無を明確にする

遺品整理の見積もりを依頼する際は、追加料金の有無を明確にしておくことも大切です。

見積もりで追加料金がかからないことを確認できたら、内訳を作成する際に「追加料金なし」と記載してもらうとよいでしょう。

責任者印がない業者は避ける

見積もりを依頼する際は、責任者印の有無も確認してください。

責任者印の有無で書類の効力が変化することはありませんが、見積書に責任者印があると、業者への安心感や信頼性が高まります

また、依頼内容の変更を相談しやすいメリットも生まれるため、遺品整理の見積もりを依頼する際は、責任者印のある業者を選びましょう。

【全国】遺品整理業者をエリア別に紹介!

エリアごとの遺品整理業者は、以下の記事にまとめています。

業者10社のサービスや料金を紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

北海道・東北 北海道青森県秋田県岩手県宮城県山形県福島県
関東 茨城県栃木県群馬県埼玉県千葉県東京都神奈川県
中部・甲信越 愛知県岐阜県静岡県長野県新潟市福井県山梨県富山県石川県
関西 滋賀県京都府大阪府兵庫県奈良県和歌山県三重県
中国 岡山県広島県
九州 福岡県佐賀県熊本県大分県

※随時更新予定

遺品整理に関するご相談は「株式会社林商会」へ

林商会

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林商会には遺品整理士をはじめ、特殊清掃士生前整理アドバイザーなど有資格者が多数在籍しており、お客様のご依頼内容に応じて遺品整理のプロが最善策をご提案いたします。

基本料金には遺品整理にかかわる一連の作業が含まれているほか、遺品の供養や買取にも対応しておりますので、お客様の精神的・費用的負担をできる限り軽減しつつ寄り添ったサポートが可能です。

また、お見積もりでは必要な作業のみを丁寧にご説明しており、お見積もり後の追加料金も一切ございません

遺品整理士協会認定の優良事業者としてサポート体制を整えておりますので、遺品整理に関するお悩みはぜひ林商会までご相談ください。

公式サイトはこちら

まとめ

遺品整理を依頼する際は、仕分けや供養、清掃作業などの幅広いサービスを受けられる遺品整理業者がおすすめです。

遺品整理業者に依頼すると、自分で作業するよりも素早く遺品整理を進められるメリットもあります。

また、故人の意思や遺言書の内容を考慮して遺品を丁寧に整理できるため、遺品整理をご検討中の方は、遺品整理業者をぜひご利用ください。

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